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好きがあるから嫌いもある


理由もなく好きなことがあるということは、
うまく説明できないけど嫌い、なこともあるものなのかなぁと思う。
と、本で読みました。

そこで、ふと思い出したのが
吹奏楽部だったとき、苦手な「音」があったこと。

 

苦手な音について


高校の時、吹奏楽部でサックスを吹いていました。

嫌いな音がありました。

それは、密度がスカスカで、表面が滑らかではない音。
まるで、楽器の機能を介さずに、ただ物体を通過した息が
生(なま)のまま出てきてるような音です。

自分や、他の人が出す音がそうだったとき
「マウスピースを噛みすぎなんだ。」
「腹筋で支えずに、息を吹き込んでいるんだ。」
「耳が悪いから、生(なま)の音が出ていることに気付かないんだ。」

なんて思っていたんです。
(そんなことを思える立場なのか、という話ですが)


無条件な「嫌い」の裏側に、「好き」がある


スカスカで力任せに出ているような音が
めちゃくちゃ嫌いだったのと同じくらい

密度が大きくて、まっすぐで
表面が滑らかな透き通った音が大好きでした。

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471字
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