見出し画像

創造性を高める色の役割

あなたの好きな色は?

あの人、その人、あなたの周囲にいる人のイメージは何色?あの企業をイメージできる、イメージされる色は何色?そんなことを考えたことありまか?
自分の好きな色は考えても他人が、何色好んでいるか、求めているかを深く掘り下げて考えたことはないのでは?色はイメージを確立する要素としてとても重要です。                          「企業のイメージ戦略」という言葉、よく耳にしますが、色に拘って戦略を練っているケースは多くありません。『赤で良いんじゃない?』『青が爽やかじゃない?』というような根拠のない、その場のノリ的な決め方をしていませんか?私もカラープランナーとして企業戦略ミーティングに同席した際、そんな現場を多く見てきました。本当にそれで良いのでしょうか?企業戦略イメージカラーを決める時はそんないい加減さがありながら自分の車や洋服やバッグ、靴など慎重に選んでいますよな、皆さん。

画像1

ある調査で、人がモノを買う時、「色」を第一の理由にしている割合が約85%という結果があります。また、人がイメージを掴むときに情報収集の要因の87%が視覚情報、中でも色がその多くを占めています。いい加減なノリで決めて一旦イメージが決まってしまうと、新たなイメージに差し替えて定着させるのは大変なエネルギーが掛かります(金銭的にも)

残念ながら、今の学校教育では色を学ぶには十分な時間は設けてありません。どんな色がどんな役割がある、どんな使い方があるなど、色の好みとは別に知っておく必要があると私は思います。AIが当たり前になって行く時代の中で、人間の創造性はとても重要だと言われています。創造性を養うために、人間の情報収集に大きな割合を占める色の勉強をすることは、外せない重要なものだと思います。
色を言語化し、言語を色にする、伝えたい内容を言葉だけでなく、視覚情報でも伝える、その際にマッチする色を選び、色でも意志を伝える。受け手側も無意識に色でイメージを捉えています。黒を着ている人を怖い、カッコいいと思ったり、ピンクの車を可愛いと思ったり、また、触っていなくても色で柔らかそうと感じたり・・・・。

色を感じ取る、色で発信する、そんなトレーニングが今後の教育の中で必要になってくるでしょう。社会人も今からでも遅くはありません、創造性を高めるためにも色のトレーニングをお勧めします。

日本カラープランニング協会HP
https://color-planning.com/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?