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11月卒業例会 卒業生インタビュー (株)オートメカ・エフケイ 工藤 覚君
経歴
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【入会する前は】
Uターンしているんです。20歳でスズキに就職して横浜で3年整備をやり、2年営業をやりました。最後の1年の時に結婚して出産を控えていたので、実家に帰ろうということになり、佐久に帰ってきました。25で戻ってきたことになります。
18で佐久を出ていたので7年ぶりの佐久。高校までの友達は皆、東京に行ってしまっていて、地元に友達がいない状況でした。新しく人間関係を作りたいと思っていた矢先、先輩から誘われたのもあり、26で御代田の商工会に入会しました。
JCに比べればやることは少なかったです。年に3回くらいお祭り系のイベントがありました。そこでできた人脈は今でも大切にしています。
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【入会のきっかけは】
JCに入ったのは33歳の時です。
矢作雅之先輩(有限会社加藤自動車板金工業 保険部 統括部長)に誘っていただいたんです。佐久に戻って来てから保険の研修を受けていたんですが、そのときに知り合いまして。
あの頃は、活動内容にはあまり触れずに「月一回飲みに行けばいいから」みたいに言っている時代でした。当然、聞いていたよりはずっとハードでした笑。
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【JCで得た経験・思い出】
私の代はアカデミー委員会がなくて、初年度で各委員会に配属される形でした。委員会によって教える内容にムラがあって、自分のところはあまり積極的にはルールとか教えてもらえない感じでした。とにかく皆忙しそうで。自分自身も全然、月1回参加じゃなかったです笑。
本格的に活動が始まった感じがしたのはクリスマス大家族大会ですね。今と変わらず1年目のメンバー中心に進めていました。まずは事務局に議案書の書き方を教わりました。当時は、星野理事長(株式会社星野組 取締役)と市川哲史先輩(税理士法人ASAMAパートナーズ 代表社員)が所属していましたね。
準備自体は友野監事(協友工業(株) 取締役)がいつもの感じで、黙々とやり始めるわけです。一人で練習をし出して。周りの私たちは、「将実が一人ですごいやってる!」って焦って追いつく、という感じでした。神津広太先輩((株)神津造園建設 常務取締役)が急に踊ろうって言い始めて。急遽ですよ。ダンスすることになって。そんなこんなで準備はぜんぜん間に合わず、1週間前からはほとんど寝られませんでした。
クリスマス会の前日も朝の3時くらいまで準備して、当日も6時集合とかで。これもいつものことなんですけど、友野監事が朝全然起きなくて。アパートまで1時間かけて迎えに行ったのもいい思い出です笑。
2年目は第二副委員長で、人づくり地域づくり。矢作先輩が委員長でした。議事録を10回くらい溜めて。人のこと言えないですよね笑。なんとか作り切りました。
委員で寺嶋久程先輩(寺嶋接骨院 院長)がいて、いつも矢作委員長と喧嘩していました苦笑。そこに確か委員で柳澤洋介先輩(柳澤洋介建築研究所 代表)もいて。なので当時は、一度上に上がった人がもう一度委員できる余裕があったんですよね。いろいろと助言を頂きました。だけど、寺島先輩がいろいろ言って、矢作先輩と喧嘩して、嫌な雰囲気になっていました笑。先輩風が突風のように吹いてきていました笑。上原信之先輩(上原板金工業(株) 専務取締役)はひたすら辛そうで。
1年目と変わらず皆が忙しそうで。この人たちはいったい何しているんだろうって感じでした。正直、まだちょっとよくわかってなかった。徐々に、2年目からやっと、中の仕組みを知っていくって感じでした。
3年目はアカデミー委員会の副委員長でした。油井副理事長(信濃物流(株)代表取締役)とか森泉俊太君(中川電気工業(株)業務部 課長)がアカデミーとして入ってきた世代です。佐々木岳史先輩((株)佐々木工業 専務)が委員長で、私と神津先輩が副委員長でした。それがコロナの年。担当例会の3、4時間前に1発目のコロナが出たという噂が流れて、急にWEB開催になったんです。急遽全部切り替えて、そこから1時間くらいでZoomの勉強をして。皆にURL送って、台本とかアカデミーさんのセリフとかシナリオとか全て作り直して。
4年目は土屋充先輩((株)清光塗装 代表取締役)からLD委員会っていうのを復活したいから委員長をお願いと言われました。そのとき第2副が森泉君でした。森泉君と今も仲いいのはその時のおかげなんです。誕生日も一緒で笑。委員メンバーもほとんど居ない中、1年間ほぼ2人でやりました。1月に卒業生を送るイベントの担当だったんですが、コロナでやる、やらないの話になって結果延期になって。とにかく大変でした。森泉君にはめちゃくちゃ感謝してます。資料作り超速いんです。めちゃくちゃできるんです。誰よりも速いと思います。この年にやったOODAループの例会はメンバーからも好評でした。
その次の年は広報戦略会議の議長でした。金沢先輩((SK花企画 代表取締役)が理事長の年で、JCは広報と拡大が弱いのでやってくれということでした。
ただ、2年連続の委員長は本当に大変です。毎年、9月から11月くらいまでその年の所属委員会の仕事と、来年所属の委員会の仕事が被りますよね。この今年度と次年度が被る時期が地獄になってしまいました。忙しすぎて、この時期の記憶が薄くて。ここの2年連続委員長で、時間の感覚が完全におかしくなりました。いいのか悪いのか、12時くらいまでは全然平気で働けてしまう体になりました。
この時は佐久青年会議所のインスタを開設しました。委員メンバーにそういうのに明るい人がいてずいぶん助けてもらいました。10月例会も事業承継をテーマにして思いがけない先輩からも参加の申し込みを頂いたりして、良いものになったと思います。
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【JC活動をする上でのモチベーションは】
じっとしていられない性格なんです。プライベートもそうなんですが、仕事やJCがどんなに忙しくてもポンと旅行に行ったりキャンプに行ったりするので。
あとは、持ちつ持たれつっていうのは思っています。この人だからやらなきゃっていうのは普段からあって。でもはっきり言って、全然世話になってない人にはなんとも思わない。だからこそ逆に、そう思ってもらえるようにならなきゃいけない、と思っています。
私の為に動いてくれる人がたくさんいることに幸せを感じます。一生懸命やっていたら自然とそうなる。ちゃんとやっていればそうなっていくと思います。ただ、ちゃんとやるっていうのは、つらい時期でもあるので。一筋縄ではいかなくて、つらいけど頑張った結果、1年終わってうまく行きました、そうしたら自然と人もついてくる。それで人間関係が出来上がっていくんです。楽しようと思ってもできなくて、結局つらくなる。だけどなんとか、やらなきゃいけないし笑。乗り越えた結果だと思います。
今年の卒業生同士も繋がっていくだろうし、仲がいい人は仲がいい人でこの先ずっと付き合っていくんだろうなって思います。このJC以外、例えば同級生とか地元の友達でここまで仲いい人ってなかなかいないと思います。私はほぼいないです。数人くらい。家族ぐらいな感覚です。不思議です。
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【今後の目標や抱負は】
ときには商工会議所青年部です。JCと青年部の垣根を壊したくて。
私が広報戦略会議の議長やったときに、いろんな人を巻き込みたかったんです。それで交流会とかも開いて、佐久商工会議所青年部を巻き込んだりしていました。その前の年のLDの時も青年部とコラボでOODAループをやったんです。
JCに貼られているレッテルとかありますよね。誤解だったりするわけです。少し前までは、JCなんかみたいな拒絶反応があったんです。それを無くしたい。それで自ら青年部に入ったんです、身を削って、入った方が早いなと思いまして笑。それで今も続けています。
JCってやばい団体だ、みたいなイメージは無くしたいなと思っています。実際にここ1、2年で相当なくなったと思います。青年部とのわだかまりみたいなのは本当に今無いと思います。全然ないと思います。逆に今はJCがんばってるな、JCさんすごいねって感じです。
青年部は45歳まで活動できるので、あと5年間、走り続けていきたいと思っています。
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