アフターキャリコンラボ、第4回の船上からの振り返りです
今、隠岐の海士町から境港に渡るフェリーの中です。こんなところで仕事ができる時代になりました。NOTE書いたあと、連載を1つ仕上げないといけません。海士の話はまたゆっくりとたぶん書きます。
さて、今週の月曜日に実施したアフターキャリコンラボ第4回の振り返りです。今回はフリーのキャリコン代表として、柴田さんに登壇いただき、皆で興味のあることを聴きまくりました。距離の差を感じずにこのような企画ができるのがオンラインのいいところです。
当日は、柴田さんのキャリアを一通り振り返っていただいたところで、柴田さんからパワポ2枚を使用しての問題提起。それを受けて、ブレイクアウトルームに分かれて、そこまでの振り返りと、柴田さんに聞きたいことをチームで考える時間をとりました。
柴田さん自身の振り返りが早々にアップされているので、まずはそちらを引用します。
まあ、とにかく素敵なのが、柴田さんのNOTEから引用さていただいたこの1枚目のパワポなんですよ。
上段と下段に注目です。上段は、まあキャリコン養成講座でそこそこやっているものです。キャリアカウンセリングに必要な知識と、キャリアカウンセリングに必要なスキルの取得ですね。国家資源はここが、目分量的に半分くらいできるようになると合格できます(実技60%、筆記70%の絶対評価)。ですが、それだけでキャリコンの仕事が誰でもできるわけではありません。
そこで、この下の部分もキャリコンとして実に大切だという話になってきます。ビジネススキルの話はGCDFの講座でも、よくします。意識しているかどうかは別として、GCDFを受講する方の多くは、ビジネススキルはそれなりに持ち合わせています。このビジネススキルは関係構築のプロセスを目茶目茶邪魔することもあるのですが、問題把握以降のステップでは実に力を発揮します。ですから、養成講座では、6ステップのうち、ビジネススキルを持っている人がなかなかできない関係構築のステップに莫大な時間をかけるのです。これ、受講者としては悶々としたり、先が見えなくて落ち着かないところはありますが、理にかなっているかと思います。
問題把握以降では、ビジネススキルを上手に生かしていくことが当然に求められます。言い方を変えれば、ビジネススキルを持っている人は、良いカウンセラーになりやすい。よいカウンセラーになるには、ビジネススキルも磨く必要がある、ということにもなるかな。
メタスキルはさらに凄い存在です。本当はメタスキルを第1階層に、ビジネススキルとオリジナルを第2階層に、知識と言葉を第3階層にしてもいいのかもとも思います。なんせ、メタなのですから。ここは人としての豊かさみたないところにつながります。人間力にもつながります。音楽座ミュージカル的にいえば、「あり方」です。これ、早々に身につかないけど、12回のGCDFの講座に前のめりに取り組むことにより、実はここも相当に磨かれるんじゃないかと思ってます。というか、ここが磨かれるようなクラス運営をしないといけないなと肝に免じています。だって、キャリアを学ぶというこは、自らのキャリアと対峙することであり、自らの「あり方」を問うことです。「あり方」を問うことは自己概念の変容にもつながります。そして、よくよく考えると、メタスキルもさらに2階層あるかなとか思ったりして、妄想には限りはありません。
そして最後が、「オリジナルの林」です。もしも、キャリコンをビジネスにするのであれば、ここが本当に大切だと思います。自分は何をやっている人なのか、何をやってきた人なのかというところにもつながります。キャリコンと掛け合わせることのできる何をもっているかということです。柴田さんの場合、公務員としての経験と知見、その中で構築した広く地道なネットワークが絶大な強みを得ていますし、それ以外にもいくつもお持ちのように推察します。育児経験、休職経験、転職経験、病気療養経験、離婚経験、起業経験、失敗経験、成功体験、挫折体験、自分の経験のすべてが掛け合わせの対象になります。自分の経験した職務領域(職種でも業種でも)も同様ですし、自分が突き詰めている趣味、専門分野も同様です。ここがなくて素のキャリコンのみで勝負するとなると、相当に高い水準を極めないときついんじゃないかと感じます。自分は残り人生の領域をキャリア・HR・酒場の3つで頑張ると決めたので、掛け合わせる先はHRと酒場、そしてそれらから得られている様々なことです。すべての領域において、掛け合わせは価値になります。数日前に「HRには現場経験が必要なのか」というテーマでブログを書きましたが、そんな都市伝説も掛け合わせ価値論で説明がつきます。
さあ、思いつきで始めたアフターキャリコンラボですが、すでに第6回、第7回、第8回候補のテーマも決まってきました。超繁忙期に突入し、マンボウも解禁されるという時間がいくらあっても足りない季節になりますが、それでも企画を進めます。そして、遠くないうちに少しの規模拡大ができないかとも思っています。
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