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味確認生命体「ヒモノラ」を求めて

とある晩、テレワークのあとに「旬味屋サンタ」でお任せの燗酒を頼むと「ヒモノラ」という超濃い印象的なラベルの酒がでてきました。ラベル裏を見ると白隠正宗です。そして、ヒモノラの消しゴムまでついてきています。しかも、消しゴムは5色あるとか。コンプリートしたくなります。そう、沼津といえば干物、それに沼津の皆さんが語尾によくつける「ラ」を加えて作った空想上の怪獣なのでしょうか。

「ヒモノラ」消しゴム

あまりにも気になったので、沼津まで調査に出かけました(注➀)。沼津は20代の頃に営業で結構な頻度で滞在していた街です。狩野川が迎えてくれます。東急ホテルはリバーサイドホテルになっていました。西武百貨店は消えてしました。

夕暮れを待つ狩野川

酒場探索で歩いていた通りがかりに、何かに呼び込まれるように入った書店兼酒場「RIVERSIDE BOOK」に出逢います。

書店の表にドリンクのメニューがあります。たぶん、「SENSPI」の1階で醸造しているリモンチェッロと、沼津クラフトのクラフトビールを扱ているにちがいありません。

通りすがりにこのメニューは見逃しません

先ほど立ち寄った「SENSPI」ではクラフトビールを呑んだので、ここではリモンチェッロ・ソーダをいただきます。

個人宅のような書店の中を飲み歩けるんです

ラージサイズを手に書店内を回遊していると、さっそく「ヒモノラ」に出会うことになります。ポスターです。実は沼津では「ヒモノラ」はメジャーな存在だったのです。

さっそく店主に伺ってみます。さすが、沼津の書店の店主、「ヒモノラ」には詳しいです。「ヒモノラ」とは、沼津地区に伝わる味確認生物体で、西のネッシー、東のツチノコ同様にその存在はいまだに確認できていない謎の2足歩行をする干物生命体とのことです。ヒモノラヌマヅ研究所が中心となって、その存在確認のために様々な活動を行っています。詳しくは、研究所のXをご覧ください。それを支援する市民が、白隠正宗のようなコラボ商材を提供しているようです。「ヒモノラ」のパッケージの干物詰め合わせの通販もあります。私も機会があれば、沼津市民の皆様と一緒に「ヒモノラ」を探す活動に取り組んでみたいと思います。皆さん、ご一緒しましょう。
そして、その晩、沼津の酒場でもう一つの謎の存在にも出会うことができました。伝説の「ぎゃるみ子の酒」です。

ついに現物を見ることができました

いつか、「タローマン対ヒモノラ」が映画になることを心から願っています。ヒロインとして「ぎゃみる子」が出てくればもう最高です。

ヒモノラと仲良くしてください

注➀ 嘘です。立ち寄りたい燗酒酒場があったので、名古屋の帰りに立ち寄ったついでに「ヒモノラ」を思い出しただけです。(注➁)
注➁ 嘘です。それは表向きの理由で、本当は「旬味屋サンタ」のカウンターで白隠正宗の「ヒモノラ」を呑んだ15分後には、楽天トラベルで沼津のホテルを予約していたのです。


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