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刑事政策文献情報 2023年12月



▼研修904

・〈矯正と保護の現場から〉新潟少年学院における特殊詐欺再非行防止指導について……伊藤雅美

・〈研修の現場から〉社会内処遇に必要な力を備えた保護観察官の育成を目指して―第79回保護観察官中等科研修から……石川亜弓

▼更生保護74-10

・薬物事犯の私が求める再犯防止……塚本堅一

〈世界の更生保護〉保護司制度の国際発信の取組について……法務省保護局参事官室/司法外交閣僚フォーラムの開催とその成果について……辻あやめ/アジ研の活動と保護司制度―フィリピン、マレーシアにおける支援を例に……田中直樹/大韓民国の性犯罪の再犯防止対策について(視察報告)……梶川一成/スウェーデン王国の刑事司法制度について……古川結穂/日独国際交流を通して共生社会における更生保護を考える……山下敦規/更生保護と国際交流……山本美穂

・〈今こその地域活動〉いのちの授業―学校との連携への積極的取組……川名湛忍

・〈社会貢献活動紹介〉社会貢献活動を通じた地域社会への貢献……田中栄一

▼家庭の法と裁判46

・少年法100周年に寄せて―少年法の現在地と課題……廣瀬健二

・<判示事項>特定少年である少年が、交際相手を殺害して自殺する目的で、包丁を突き付けるなどした殺人予備及び銃砲刀剣類所持等取締法違反保護事件において、比較的長期の処遇勧告を付して少年を第3種少年院に送致し、収容期間を3年間とした原決定について、その処分が著しく不当であるとはいえないとして、抗告を棄却した事例―東京高決令5・1・19

・<判示事項>特定少年である少年が、共犯者らと共謀の上、現金等を脅し取ったという恐喝保護事件において、試験観察を含む社会内処遇によって少年の改善更生を図ることは困難であるなどとして、短期間の処遇勧告を付して少年を第1種少年院に送致した原決定について、その処分が著しく不当であるとはいえないとして、抗告を棄却した事例―東京高決令4・11・18

・<判示事項>統合失調症による妄想に支配されて殺人未遂等に及んだ少年について、保護処分に付すのに非行時の責任能力は不要とした上で第3種少年院送致とした原決定につき、審判時に精神症状がある程度安定し、非行についての振り返りができていることなどを指摘してこれを是認した事例(令和3年少年法改正前)―東京高決令2・8・31

・〈少年実務 THE BASICS AND BEYOND〉第8回 責任能力の要否……岩﨑貴彦

・〈更生保護の現場から〉更生保護における修学支援パッケージについて―岡山保護観察所における取組……松尾一生

▼判例時報2567

・〈判決録:刑事〉特定少年である少年が、共犯者らと共謀の上、現金等を脅し取ったという恐喝保護事件において、試験観察を含む社会内処遇によって少年の改善更生を図ることは困難であるなどとして、短期間の処遇勧告を付して少年を第1種少年院に送致した原決定について、その処分が著しく不当であるとはいえないとして、抗告を棄却した事例―東京高決令4・11・18

▼判例時報2569

・〈判決録:民事〉刑務作業中の受刑者が正常に印刷されていない紙を取り除こうとして印刷機内に手を差し入れていた時、他の受刑者が印刷機を作動させたため傷害を負った事故につき、刑務所職員らに安全指導義務違反があるとして国家賠償責任が認められた事例―仙台高判令4・8・31

▼自由と正義74-11

・死刑制度の廃止に伴う代替刑の制度設計に関する提言……小田清和

・〈BOOK REVIEW〉『死刑制度論の今:基礎理論と情勢の8つの洞察』大谷實、井田良、松原芳博、福島至、渡邊一弘、本庄武、葛野尋之、椎橋隆幸 著/判例時報社(2022年10月刊)……高橋則夫

▼法曹時報75-11

・矯正の現状……法務省矯正局

▼司法法制部季報164

〈特集:令和4年法務統計の焦点〉Ⅲ 矯正……成人矯正統計係,少年矯正統計係/Ⅳ 保護……保護統計係

▼捜査研究876

・〈文献紹介〉『少年法―その動向と実務―第4版』河村博編著(東京法令出版)……清水真

▼精神科治療学38-増

〈アディクションとその周辺〉 Ⅱ. アディクション各論―1. 物質使用症 8)物質使用症をめぐる課題 (2)更生保護施設における薬物乱用問題のある人に対する回復支援―特に刑の一部執行猶予制度における地域連携について……森田展彰

▼法と心理23-1

・特定少年実名報道への支持と特定少年イメージの関連……向井智哉,綿村英一郎

▼役割交換書簡法・ロールレタリング学会 第8回大会発表論文集

・不安の吐露につながるロールレタリングを考える―刑務所の仮釈放前指導にロールレタリングを用いて……空閑ゆきこ,德田孝成

・少年院におけるロールレタリング(役割交換書簡法)の実情と課題―効果を踏まえた活用について……堤照美

▼歴史評論876

・「感化」と「懲戒」の監獄史……繁田真爾

・自由刑の場としての「監獄」……兒玉圭司

・法からみた「監獄」……姫嶋瑞穂

・明治期における子どもと監獄……倉持史朗

・フランス近代監獄とわれわれ……梅澤礼

▼法学研究(慶應義塾大学)96-8

・受刑者による被害者への損害賠償実効化に向けた改革―刑務作業に対する賃金制と自己契約作業の検討……太田達也

▼法政研究(九州大学)90-2

・少年刑事司法法典に関する国民議会調査報告書(1)……フランス刑事立法研究会(訳)

・欧州刑事施設規則(2020年改訂版) ( 2・完)……九州刑事政策研究会 (訳)

▼北九州市立大学法政論集51-1・2

・講演録:わたしの死刑との闘い―すべては北九大から始まった……石塚伸一


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