無意識の先入観の自覚と他覚
Twitterでもぼちぼち呟いているけれど、現在朋来堂勝手にハンドメイド第3弾の円座を製作中です。
さて、これが一段落したら次は男性陣だなあ、と思い、手元の本をぺらぺら。なるべく使えるグッズで、男性でも使いやすいもの……。
……ん??
そう考えていて、なんだか引っかかってしまった。
“男性でも使いやすい“って、何??
近頃はジェンダー差別だとか性別の押しつけだとか、そんな話をたびたび目にする。女の子はピンクで男の子は青、男の子がピンク好きはダメっていうのはおかしい、みたいな。
自分では、こういう先入観というか、偏見というか、そういうのとはあまり縁がないと思っていた。最近の子はランドセルカラフルでいいなあ私も水色とか背負ってみたかったなあ、とか、(2次元と2.5次元だけど)推しにピンクのフリル衣装とか普通に着てほしいと思うし。
でも、“これ“もそれに近いんじゃない?って思ってしまった。
「花のモチーフのグッズは女性に」。「男性にはもっとシンプルなデザインのものを」。
普通に考えれば、円座やひざ掛けなんて男女別にする必要ない(ウェアは別。模様を入れようとしたらサイズ変える時面倒だから男性用は男性用が必要)。
でも、「花のモチーフ」という一点だけで、「女性に」という発想になる。
もしかしたら、可愛い(きれい)でいいな、と思う男性もいるかもしれないのに、その可能性すら全く思わなかった。
逆に、女性でも花のモチーフなんて好きじゃないという人もいるかもしれないのに、それも全く考えなかった。
これもある種の“押しつけ“や“先入観“だ。
きっと、逆もある。
「男だから、そういうのは使わない」。そう思っているのは、受け取る側の男性もかもしれない。自分が好きか嫌いかを考える以前に、その先入観で思考を止めているのかもしれない。
こんなことを考えていたら、いつまでも答えが出なくなってしまうのかもしれない。でも、「無自覚に先入観を持っている」ことに気づけたのは良かったのかもしれない。
……巻バラの円座、自分は好きだから作って欲しいよっていう朋来堂男性陣の方いらっしゃいましたらご連絡ください。