超訳ニーチェの言葉(知について)
残り2回となりました。ニーチェの教え。
超訳ニーチェの言葉 | フリ-ドリヒ・ヴィルヘルム・ニ-チェ, 白取春彦, 白取 春彦 | 哲学・思想 | Kindleストア | Amazon
①力を入れすぎない
全力ではなくて、自分の力の4分の3ほどの力で、作品なり仕事なりを完成させるくらいのほうがちょうどいいものができあがる、と彼は言います。
全力で仕上げたものには、重苦しい印象があったり、緊張を強いるものだったりすることがあるからだそうです。その作品からは一種の不快感と濁った興奮を与えかねないとさえ。
一方で、4分の3程度で仕上げたものは、おおらかな余裕を感じさせ、ゆったりとした作品になる。一種の安心感と健やかさ、快適さを与えるというのです。
よっては、多くの人に受け入れられやすい作品になるといいます。
②独創的になるためには
独創的な人ってどんな人でしょう。
全く新しい突飛なものを見つけられる特殊な嗅覚を持つ人でしょうか。それとも誰でも知っているようなものや安易に見過ごしてきたものをまるで新しいものであるかのように見直す眼を持つ人でしょうか。
様々な意見があっていいと思います。みんな違って、みんないい。
③よく考えるために
きちんと考える人になるためには次の3条件が必要だとニーチェは言います。
①人付き合いをすること
②書物を読むこと
③情熱を持つこと
これらのどの一つでも欠いたら、まともに考えることなどできないとのこと。理由は書かれていませんでした。共に考えましょう。
次回のニーチェは最終回で、テーマは「美」です。お楽しみに。
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