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393 過去の自分へのフィードバック。(稲田)2023/9/12

上記に引用したように「やりたいことがない…」と悩む就活生や新社会人に向けて定期的にツイートしています。頼まれてもいないのに。なぜそんなことを続けているのか?これはもう、自分が100%そうだったからです。「やりたいことがなくても、できることを探せば充分」と今では知っていますが、誰も教えてくれなかったんですよね。そのフィードバックです。

働くことについて大学生に話す機会を半年前にいただいたことがありました。お礼を兼ねたテキストを学生の皆さんにお送りして。その一部が下記になります。

たとえ同じ体験をしていたとしても、そこから何を見て、何を発見して、何を学びとするかでそれはまるで別物になります。つまり、この世界に全く同じ体験はないし、その意味で平等ではありません。その代わり、その体験を糧にするかどうかは自分に決定権がある。大変ではありますが自身の創造性と大きく関わる領域です。クリエイティブとは何かを作り出すことに限らないとぼくは思っています。目の前の世界をどう見るか。どう面白がるか。何を学びにするか。この世界をどう定義してどう捉えるか。それらは全てあなたに決定権があります。
一人ぼっちで世界と向き合うときに頼れる相棒になってくれるのがあなたの興味関心であり、あなたの好奇心です。耳を傾けてあげてください。あなたの好奇心を他者が鼻で笑っても気にせず大切にしてあげてください。どんな仕事であれ、どんな業務であれ、どんな状況であれ、世界を面白がれるかどうかはあなたに決定権があります。そして、それは等しくぼくも同じです。

「面白がる力」を。学生の皆さんへ個人的なメッセージ

学生に向けた文章を書いてみて発見したのですが、これって過去の自分へのフィードバックなんですよね。ぼくはずっと過去の自分へのフィードバックをしているんだなあ…と改めて思いました。

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