松尾大社:金宝樹
松尾大社は、京都市西京区嵐山宮町にある神社で、太古の磐座(いわくら)信仰を起源とする京都最古の神社の一つです。
由来と歴史:
松尾大社は、平安時代には皇城鎮護の神として崇敬され、室町時代末期頃からは「酒造第一祖神」として信仰されています。
渡来氏族である秦氏が創建に関わった神社で、京都洛西の総氏神とされています。
境内と特徴:
松尾大社は、四条通りの西端に鎮座しており、地元の人々には「松尾さん」と親しみを持って呼ばれています。
醸造の神様としても有名であり、酒造りに携わる人々からの信仰が厚いです。
神体山と庭園:
神体山は「松尾山」と呼ばれ、境内には美しい庭園があります。
松尾大社の庭園は、桂川沿いの自然豊かな地に位置しており、訪れる人々に癒しと祈りの空間を提供しています。
金宝樹は、ブラシノキの別名です。
ブラシノキの原産地はオーストラリアで、ニューカレドニアやニュージーランドに広く分布している常緑樹です。
日本へは明治時代中期に紹介されて以来、庭木やシンボルツリーとして植栽されるようになりました。
果実には粉状の種子が入っており、原産地では森林火災が起こると割れて種子を放出します。