2024.10.07 アキカラマツ
アキカラマツとは
キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草。
別名:タカトグサ(高遠草)。
学名:Thalictrum minus L. var. hypoleucum (Siebold et Zuccarini) Miquel。
分布・生育地
日本では北海道から南西諸島まで広く分布。
水はけが良く日当たりの良い場所を好む。
主に山野の草地や林地の周囲、路傍、丘陵地に生育。
沖縄島では山地に生育。
特徴
高さ60 - 130センチメートル。
茎は直立し上部で枝分かれする。
葉は互生で3出複葉。
花期は7 - 9月。
花序は円錐花序で、茎の頂端に多数の淡黄白色の小花をつける。
花弁はなく、花弁のように見えるのはがく片。
果実は痩果で、1 - 4個が集まって上向きにつく。
利用
民間薬として、茎を乾燥させて煎じて服用すると、腹痛、下痢止め、食あたり、食欲不振などに効果があるとされる。
健胃、整腸作用があるとされる。
その他
コムギの赤さび病菌の中間宿主植物となっている。
鹿児島県では準絶滅危惧種、沖縄県では絶滅危惧IA類に指定されている。