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行願寺:藤袴

京都市中京区にある天台宗のお寺で、通称「革堂」として親しまれています。西国三十三所観音霊場の第19番札所としても有名です。

歴史

  • 1004年(寛弘元年)に、行円上人によって創建されました。

  • 当初は「一条北辺堂」という名前でしたが、行円上人が常に鹿革の衣を身につけていたことから「革聖」と呼ばれ、お寺も「革堂」と呼ばれるようになりました。

  • 創建以来、戦乱や火災で何度も焼失しましたが、その度に再建され、現在地に移ったのは1591年(天正19年)のことです。

見どころ

  • 本尊の千手観音像:平安時代後期の作とされる、国の重要文化財です。秘仏で、毎年8月18日から23日のみ公開されます。

  • 幽霊絵馬:毎年8月21日から23日に公開される、江戸時代から奉納された幽霊の絵馬です。

  • 寿老神:都七福神の一人、寿老神が祀られています。

  • 革堂資料館:行願寺の歴史に関する資料や宝物を展示しています。

その他

  • 西国三十三所で唯一の尼寺です。

  • 毎年4月17日には、行円上人の命日にあたる「革堂忌」が行われます。


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