今宮神社:唐楓
京都の今宮神社
平安期以前から疫病鎮めに疫神を祀った社があったといわれており、994年(正暦5)都の悪疫退散を祈り、御輿を造営し紫野御霊会を営んだのが今宮神社の起りです。境内には樹齢を重ねた立派な木々があり、唐楓、百合椿(神代椿)、無患子(ムクロジ・京都市指定保存木)などがあります。
また境内にある「阿呆賢さん」と呼ばれる神占石は叩くと怒るともいわれ、撫でて軽くなれば願いが叶うとされます。
4月第2日曜日に催される京の三奇祭の一つ「やすらい祭」は、「花鎮めの祭」とも呼ばれ、桜の散る時期に流行るとされる疫病を鎮めるため、疫神を桜や椿で飾った花傘に集め、疫社に鎮めるお祭りです。
徳川五代将軍綱吉の生母 桂昌院の氏神社として、良縁開運「玉の輿」のご利益を願う人で賑わいます。
トウカエデについて
特徴:トウカエデは、中国原産のムクロジ科カエデ属の落葉高木で、葉が深く5~7裂し、秋には美しい紅葉が見られます。
「区民誇りの木」: このトウカエデは、地元住民から「区民誇りの木」にも選ばれており、地域の人々に大切にされています。
京都の今宮神社とトウカエデは、長い年月をかけて共に歴史を刻んできた、切っても切れない関係にあります。トウカエデは、区民誇りの木として、地域の人々から大切にされています。