2024.04.04 樒/花海棠/仏の座/杉菜・土筆/花桃/猫の目草
樒(シキミ)
学名 :Illicium
科名 :マツブサ科
属名 :シキミ属
原産地:、東アジアから東南アジアと北アメリカに隔離分布
常緑性の低木から高木であり、精油細胞をもち芳香がします。
トウシキミの果実は、香辛料として広く用いられています(八角、大茴香)が、シキミには猛毒であることが知られていますが、日本では仏事に広く用いられています。
花海棠(ハナカイドウ)
学名 :Malus halliana
科名 :バラ科
属名 :リンゴ属
原産地:中国
春に桜に似た花を咲かせる花海棠は、樹高1 mくらいの幼木でも、樹木全体に花をつけることから、狭い空間に植栽する花木として重宝されています。
多花性を利用して、近縁のリンゴの受粉樹として利用されることがあります。
仏の座(ホトケノザ)
学名 :Lamium amplexicaule
科名 :シソ科
属名 :オドリコソウ属
原産地:アジアやヨーロッパ、北アフリカなどに広く分布
春の七草に数えられる「仏の座」とは異なる。
名の由来は、茎に対生する葉が丸く広がり、その上に花が咲く様子を蓮華座と仏像に例えたからであり別名で三階草(サンガイソウ)とも呼ばれます。
杉菜(スギナ)/土筆(ツクシ)
学名 : Equisetum arvense
科名 :トクサ科
属名 :トクサ属
原産地:北半球の温帯地域
日本に生育するトクサ類では最も小柄です。
一般的には栄養茎をスギナ、胞子茎をツクシと呼び分けます。生薬としてのスギナの効用は、古くから伝承されているようです。
花桃(ハナモモ)
学名 :Meliosma oldhamii
科名 :バラ科
属名 :モモ属
原産地:中国
花を観賞するために改良された桃で、花がよく咲き庭木などに利用されています。日本で数多くの品種改良が行われ、種類が豊富。
観賞用の花桃として改良が行われるようになったのは江戸時代に入ってからで、現在の園芸品種の多くも江戸時代からのものです。
猫の目草(タチネコノメソウ)
学名 :Chrysoplenium
科名 :ユキノシタ科
属名 :ネコノメソウ属
原産地:日本
学名はchrysos(金の)とsplen(脾臓)からなり、属のタイプ種が黄色い花や苞葉を持つことと、脾臓の薬として用いられたことによります。
日本には多くの種があり、更に種内の変異も多く、同定は難しい場合がある。