善峯寺:秋明菊
善峯寺とは
山号:西山(せいざん)
宗派:善峰観音宗
本尊:十一面千手観世音菩薩(2躯)
創建:長元2年(1029年)
開基:源算上人
所在地:京都府京都市西京区大原野小塩町1372
歴史
平安時代中期、源算上人によって開山。
後一条天皇から鎮護国家の勅願所と定められ、「良峯寺」の寺号を賜りました。
後に、後朱雀天皇の勅命により、洛東鷲尾寺の仁弘法師作の千手観音を遷座し、本尊としました。
建久3年(1192年)に後鳥羽天皇から現在の「善峯寺」の額を賜りました。
徳川五代将軍綱吉の母、桂昌院が帰依し、伽藍の復興に尽力。
見どころ
本堂: 本尊の十一面千手観世音菩薩を安置しています。
多宝塔: 重要文化財に指定。
薬師堂: 薬師如来坐像を安置。
開山堂: 源算上人坐像を安置。
釈迦堂: 釈迦如来坐像を安置。
遊龍の松: 樹齢約600年の五葉松で、国の天然記念物に指定されています。その姿が龍に似ていることからこの名が付きました。
庭園: 広大な境内には、四季折々の花が咲き乱れる美しい庭園が広がっています。特に、秋明菊や紅葉の名所として知られています。
眺望: 境内からは京都市内を一望できます。
文化財
多宝塔(重要文化財)
絹本著色大元帥明王像(重要文化財)
遊龍の松(国の天然記念物)
善峯寺は、歴史的な建造物、美しい庭園、そして素晴らしい眺望を楽しむことができる、魅力的な寺院です。ぜひ一度訪れて、その雰囲気を味わってみてください。