JB | 外資系サバイバル記録

地元の公立中高→地方国立大→大手JTCを経て外資系にいます。現在は日本マーケット責任者。大人になるまでパスポートさえ持っていなかった純ジャパの外資系サバイバル記録です。

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地元の公立中高→地方国立大→大手JTCを経て外資系にいます。現在は日本マーケット責任者。大人になるまでパスポートさえ持っていなかった純ジャパの外資系サバイバル記録です。

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JTCを飛び出して外資系に転職した初日の話

新卒入社したJTCを辞めて、初めての転職で外資系に移り、それから更に転職も挟みながらずっと外資系企業で働いています。JTCでは地方の工場勤務だったので、転職で東京に引っ越し、仕事だけでなく生活環境も大きく変わりました。 本来「外資系」は大きすぎる主語ですが、自身や周囲の実体験で共通するポイントは多々あるので、外資系に興味がある方々の参考になれば幸いです。 外資系のDay1文化外資系では入社初日のことをDay1とかオンボーディングと言うことが多いです。オンボーディング(on

    • 外資系|実力主義の「実力」って?

      中途採用の面接官をしていると「正当な評価を受けたい」「実力主義に魅力を感じた」という志望動機を非常によく耳にします。 今回は、外資系企業における実力主義の実際のところをお話しします。 日系企業以外は基本的に実力主義 世界的に見て日系企業の年功序列・メンバーシップ型組織が特殊であり、多くの外資系では実力主義が採用されています。 外資系の中でもアメリカ系が特に実力主義が強く、中国やヨーロッパは少しマイルドで、経験の長さを考慮する傾向にあります。 実力主義の定義 実力主

      • 大企業を辞めようと思ったとき

        新卒では第一志望の会社に胸を躍らせて入社したのですが、期待とは大きなギャップがあり、しばらく勤務したのち、外資系企業に転職しました。 今回は私がその大企業に対して当時感じていたことをお話しします。外資系企業に転職した初日の話はこちら。 10年間同じ仕事が続く怖さ 年功序列が根強く、35歳で主任レベル、45歳で課長レベルが目安になる組織でした。33歳で主任だとかなり早いと言われていました。 主任は実務担当者の筆頭にあたりますが、入社間もない私がやっている仕事と、35歳の

        • リンクトインを活用して転職を成功させよう

          転職を意識したなら、まずは転職サイト登録が一般的ですが、最近はLinkedIn/リンクトインも利用されてきています。 既に外資系企業はほぼ100%が使用しているため、外資系転職を視野に入れるならぜひ使って頂きたいです。 LinkedInは外資系転職に必須リンクトインと読み、アメリカ発祥のビジネス特化SNSです。Facebookと同じく実名で使用しますが、Facebookで仕事探しをすることは滅多にありません。 ビジネスパーソンを中心に世界で約10億人のユーザーがおり、L

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          事実上のリストラ勧告? PIPとは

          「外資系は簡単にクビになる」と言われますが、実際はそんなことはありません。外資系といえど日本の法律に従う必要がありますので、簡単にクビにはなりません。 しかし、PIP:Performance Improvement Planと呼ばれる制度が導入されており、これが事実上のリストラ勧告と言えます。 PIPの概要 仕事のパフォーマンスが低い従業員に課す業務改善プログラムです。 従業員と会社で合意の下で業務改善計画を設定し、一定期間にわたって経過を確認しながら改善を目指します。

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          MBA③国内スクールは何で選ぶべき?

          MBAを取ることを決めたら、志望校を選びます。 MBA②でお話しした通り、私は仕事を辞めずに通える夜間スクールを推奨しています。 スクール選びのポイント1. 通いやすさ 働きながら2年間通う場所なので、立地は重要です。多くのビジネススクールは便利な都市部に立地していますが、授業や自主勉強会で土日も登校しますので、できれば自宅からも通いやすい場所が望ましいです。 仕事で緊急トラブルがあっても、タクシーですぐ駆け付けられる場所なら、安心して通えます。 とはいえ、どうしても外

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          外資系の面接官が心がけている3つのこと

          「いい候補者を見つけたのに、他社に取られてしまった」 「せっかく入社してもらえたのに、ミスマッチですぐ辞められた」 「なんとなく質問を繋いで、形式的に面接が終わる」 労働人口減少で人材獲得の重要性が増し、面接官に対する期待は高まっています。 今回は外資系の面接官が重視しているポイントを3つお話しします。 1. カルチャーフィットが大事 どの企業にも社風というものがありますが、特に外資系ではカルチャーフィットが明確な選考基準になっている場合があります。 カルチャーフィ

          外資系の面接官が心がけている3つのこと

          意外と期待できる。外資系の福利厚生

          「外資系は年収が高いが福利厚生が無い」というイメージを持つ方は少なくないと思います。実際はそんなことはなく、異なるアプローチで福利厚生が準備されています。 今回は、大手日系と外資系の両方で働いた経験から、外資系企業の福利厚生事情についてお話しします。 1. 金銭に関する福利厚生残業代などの日本の法律に基づく手当は当然支払われますが、家賃補助や家族手当などの追加の手当は無いことが多いです。また日系によくある社宅や寮も無いことが多いです。 企業型確定拠出年金(企業型DC)

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          MBA②英語不要!国内MBA取得のすすめ

          かつては海外大学でMBAを取得することが一般的でしたが、現在は国内のビジネススクールも増えてきました。 双方にメリット・デメリットがありますが、今回は私の実体験に基づいて、国内MBAをオススメする理由をお話しします。 理由1:仕事を辞めなくてよい海外留学の場合、社費留学であってもいったん仕事から離れる必要があり、海外への転居も発生します。自身だけでなく家族の生活にも影響しますし、私費留学の場合は最低2年間の収入が途絶えます。 またMBAは資格ではなく学位ですから、取得し

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          MBA①私がMBAを取った理由とふりかえり

          20代後半のころ、働きながら大学院に2年間通い国内MBAを取りました。日本ではまだまだ馴染みのないMBAですが、昔よりも受けやすい環境になり、スキルアップ手段として検討される方は増えているようです。 きっかけ思い返せば新卒のころ、将来のキャリアアップについて調べていてMBAの存在を知りました。当時はまだまだ若手でMBAの必要性を感じるには至らず、TOEICをちょこちょこと勉強する程度でした。 JTCを辞めて外資系に転職し、がむしゃらに仕事を頑張るうちに、予期せずマーケティ

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          大手JTCから転職して見えた、外資系の魅力5選

          大手日系と外資系の両方で働いた経験から、今回は外資系企業の魅力をお話しします。待遇、制度、文化など様々なメリットがありますが、特に大きな魅力を5つご紹介します。 1. 高い年収水準一般的に外資系の給与水準は日系より高く設定されています。実際に年収アップを狙って外資系に転職を希望される方は多いです。 外資系では職務記述書(JD:Job Description)で仕事が定義されており、その道のプロフェッショナルとしての評価を受けます。日系でもJDを導入する企業が増えていますが

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          外資系で成功する必須条件

          一般的に外資系は日系と異なる文化をもつので、活躍するために必要な能力も異なります。 今回は、私が見てきた中で、外資系で活躍している同僚が共通してもっている特徴をお話しします。 【特徴1】意見を伝え、合意形成ができる外資系で仕事をする上では、自分の考えをしっかりと伝えることが必須です。分かりやすく納得感をもった合意形成ができる人は成果を出しやすいです。 外資系で働く場合、グローバル本社等との調整が頻繁に発生します。日本市場はあらゆる面で特殊なので、海外のステークホルダーに対

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