体験談がくれる勇気
著名人がブログ等でご自身の病気や経験について書いたり、語ったりするのを目にすることがある。
立場上プライバシーを放棄して公表せざるを得ない方も多いと思うが、そう言う方々のお陰で勇気づけられる人も多いと思う。
そう言う私も、今回のがん発覚において、著名な方の治療や検査の体験談に勇気づけられた人間のひとりだ。
以前お話しした通り、医療関係のあらゆることが苦手な私にとって、一連の検査等はとても辛いものだった。
そんな時、大好きな芸人さんもがんサバイバーとなり、数ヶ月毎に辛い検査を受けていると言うお話を思い出し、
「○○さんも頑張ってるんだ…」と
自分を奮い立たせ検査に向かった。
他にも著名か否かに関係なく、多くの方々の体験談を読み漁り、真っ暗闇の中を手探りで進む不安な状態から、うっすら光のある中を進む感覚に変わった。
私のように、採血や鍼治療に行くにも勇気の破片をかき集めなければならない人間にとって、体験談や励ましの言葉は希望の光だ。
そして自分も体験を積むことで、少しずつ強くなれている実感もある。
前述の通り、もっと違う形で強くなりたかったのだが…
なので、体験をシェアしてくれた方々には感謝の気持ちでいっぱいだ。
その方々の健康をただただ祈りながら、私自身も次なる治療のステップに踏み出すことにする。