2021/04/29 成功体験と蓄積された経験と
みなさんこんにちは。ヒデです。
直接的な自分の周りの話ではありませんが、サービス終了の話を聞いたときに、
「やっぱりそうか、、、」
と思うものがあります。
失敗の理由は単純ではないですし、何が本当の理由なのかはわからないのですが、話を見かけたり聞いたりして感じる中で多そうなのが
「成功体験に引きずられる」
ことだったりします。
「成功体験」という呪い
人間誰しもが何かしら上手くいったら嬉しいし、その嬉しいことを再現しようとすると思います。それは間違っていないし、そのモチベーションを原動力にしてさらに成功することもあります。
でも「成功」って水ものだし、賞味期限があるのです。
成功の大きな要因は「タイミング」や「誰かの想い」だなって個人的に思うことも多い中、それに囚われて前に進み続けるリスクというのを考えないといけない。どうしても視野が狭くなってしまうのですよね。
視野が狭くなって起こること
これは個人的な経験談ですが、仕事でも趣味でも人間関係でも、視野が狭くなってその後よくなっていくことはないです。僕はこれまでいくつも組織をダメにしてしまったし、それで焦って更に失敗してしまう、なんてこともありました。
自分が見えている範囲がどれだけ広くても、一人の視点は限界があるのに、さらにその視野を狭めるというのは本当に誰も幸せにならないものだなと。
調子が悪くて視野が狭くなっているケースはまだマシです。なぜなら他の人から見て上手くいってないことが客観的に判断できるし、誰かが助けてくれます。
でも「成功体験」をベースにした場合はそうもいかないこともある。何せ1度は成功している話なので、すごく否定しづらい。経験者もそれだけたくさんいる状態になるし、新しいことをやって失敗したらどうしようというハードルもある。
だからちょっとした失敗の空気も感じ取ることができない。もしその微かな動きを捉えて判断ができていたら大きなことにはならなかったかもしれない。
成功は一気に来る天使だけど、失敗はじわじわと寄ってくる魔物なのだ。
「成功体験」と「経験則」
「成功体験」と「経験則」は紙一重だ。自分の成功体験を無しにして、経験で判断する、というのはかなり難しいことだと思う。常に成功体験の本質で戦いつつ、失敗体験からのセンスで将来の失敗のリスクを下げて、さらに現状の問題に向き合わないといけない。
「歳をとる」というのはポジティブにもネガティブにも働くということ。だから今この瞬間に向き合っていこうと思う。今起きていることに対して「前はこうだったからこうだろ」というのは一旦封印して、本当に求められていることを考える癖をつけよう。目の前の人をまずは幸せにしていけるように。