しゃーまつ「ヤメセン」

14年間勤めた公立教員辞め。みんなに好きと言われていた通信をなにかの形で続けてみよう。…

しゃーまつ「ヤメセン」

14年間勤めた公立教員辞め。みんなに好きと言われていた通信をなにかの形で続けてみよう。書くことだけは続ける。ヤメセンとは、「辞めた先生」もとい「辞めても先生」「辞めたい先生」ってな使い方とかで、流行らせようとしてる。

最近の記事

この息苦しい世の中で

今16になる子たち。 もと、僕のクラス、1年5組の子たち。 当時、あの学校には、というか、あの市では、一応市長発ということで、20の自分だかなんだかにメッセージを送ろうみたいな取り組みを突然にやらされた。 突然にやらされた。 突然になんかよくわかんないことをやらされるのはもはや日常だった。 そしてそれは市で預かり、その年になったら送り返されるみたいなシステムだったと思う。 回収したものを学年でまとめて、軽く目を通したあと、市の担当に送った。 こーゆーわけのわかん

    • POISON

      最後に持ったクラスは、三年生。 卒業させてから辞めた。 すごくいいクラスだった。 大人より信頼のおけるやつらがそろいにそろってたし、話の通じるやつらだった。 最後の方に、辞世の句ってもんについて話をした。 その時の捨てゼリフ代わりに読んだものが、 五七五とかじゃないんだけどね、 右を見れば人のせい 左を見れば人のせい また右見れば恩知らず また左見れば恥知らず でした。 学校現場から見えた、残念な教員や保護者。かわいそうな子たちへの嘆きでした。 辞めると決め

      • なぜもう少しなんとなく

        なぜ、この世の中は、もう少し、 なんとなく生きさせてくれないのだろうか。 中学生にはもっとなんとなく生きててほしいっていつも思ってたし、それは伝えてた。 目的、目標、めあて、計画、振り返り?? 全部それ? 意志が明確にないとダメ? 協調性も、主張できる力も、調整する力も? ぜーんぶなんか、そーゆー感じ。 社会に出たらそうだからなのかな。日本がひときわその色が強いのかな。 なんとなく仕事して、なんとなく楽しいことと、しんどいことあって、 なんとなく家族や友達と暮

        • 100ぶんの1

          だと思う。だいたい、感覚的に概算で。 どんなに心強い支持者たちが付いてくれていても。100人いたら1人くらいの割合で、 強〜〜〜烈なアンチは発生する。 そう。文字通り発生するのだ。 元はそうじゃなくても。元々相性悪いとかじゃなくても。 なんなら僕の経験上は、手のひらを返されるようにして、このアンチ虫がわいたことの方が多い。 そもそも最初気が合わない人は、大体早めにわかりあえる。というか、認め合える。 生徒、保護者、同僚、先輩後輩、、、その全部をあわせた中から約1パ

          先生、おれ先生になるのやめます。

          だってさ。 なんで!!! と聞くと、 先生が辞めたって聞いたんで、、、 と。 ショックではない。あまり。もう教育実習も終わったのに、なんか申し訳ないってのがちょっとあるくらい。 それよりも、そんなとこまで影響及ぶかってことを再認識した。 先生を見てて、先生になろうって思いましたってのが、確かに振り返ると結構いた。実際になってるやつらもいる。 僕が辞めたと聞いたらどんな気持ちになるのだろうか。 そんな、人のことを動機にするな!みたいな冷たい人間でもないので、なん

          先生、おれ先生になるのやめます。

          あのな。成績つけるために…

          あのな。 おれは成績つけるために授業やってるわけじゃねえし、 あんたたちも成績とるために授業受けてるわけじゃねえのよ。 毎年、年度始めにどの学年の授業でもとりあえず言ってた。 この意識を共有するだけで、劇的に学習の質は高まった。勉強的な意味だけじゃなくて、いわゆる「学ぶ」って感じになった。人間的に成長してた。 もちろん一言じゃ伝わらないけど、概ね理解し合って学習活動に一緒にのぞんでた気がする。 教科は保体だったわけだが、 大体みんな最初に授業の約束。みたいなものする

          あのな。成績つけるために…

          あいつらもヤメセン

          大体この手の記事の人は、この辺りで「僕が辞めた理由」みたいなものを最初に書くのかな。まだ書かない。というか、書けない。 なぜかというと、はっきりしたものはない。なんとなく辞めたのだ。強いて言えばムカつくから辞めた。けど、こんなに続けてられたのもムカつくから。皮肉なもんです。 今回はまた新しい意味のヤメセンたちに気付いたので書いてやろうと思った。 最近の学校現場は、少なくとも僕の周りでは「辞めたい先生」が大半を占めていた。実際辞めた人も自分含めて山ほどいた。僕が最後にいた

          ヤメセン

          辞めて2ヶ月。 なんとなくこの言葉が、頭に浮かんだ。 気に入った。 ちょっと流行らせたい。 辞めた先生達を集って、コミュニティを築いて、傷をなめあったりしたいわけではない。むしろ、時を経て、現役の教員や、保護者に見てほしいと思ってたりする。 いや、それだと「誰かの役に立てば」みたいになっちゃうから、気持ち悪いな。 一番は、今まで関わってきた、何千、何万という人たちの中の何人かでもいいから、久々にこういうものを読んで、「相変わらずたまらねーなー」みたいになってくれて、そこで