見出し画像

夏、夏の海の色が大好きだ
でも今はそう簡単に眺めに行く事はできない
照り返しや室内にいても紫外線は浴びてしまう
事前準備をしても避ける事は難しい
我が家の窓越しからだと安全に海を見られる
この景色には癒されているが
あの南の島の海が恋しくなった
一番恐れていた瞬間が訪れてしまった

気持ちを紛らわさないといけない
賑やかさがある建物の中なら大丈夫なのでは
現実はそう甘くはない
建物にたどり着くには外に出ないといけない
紫外線を浴びてしまう
たどり着く前にダメージを受けてしまう
建物の中でも疲れやすさがネックであり
貧血の心配だってある
不安すぎて出かける気分にすらならない

主人がいたら車であちこち連れて行ってもらえる
だがそう甘えた事は言ってられない
主人は平日も休日も忙しくて
私なんかに構ってる暇なんてない
お願いなんて申し訳なくてできない

それらを考えると自宅から出る気力がなくなり
テンションは下がってしまう
大好きな夏なのに悲しくなってしまう

また夜がきた
今日も玄関の扉を開けることなく
自宅の中で1日が終わる
太陽が出てるとそこまで感傷的にはならないが
日が沈むと気分が落ち込む
私と言う人間は何なのだろうか
存在意義を否定することはないが
強い罪悪感に襲われ
これからの人生について悲観的に考えてしまう 

夏の強い日差しは気持ちをワクワクさせる
日中はSNSで夏らしい投稿を見て擬似体験をして
夏を楽しんでいる
だが日が沈むとそうはいかない
日中と同じことをすると虚しくなる
夏の太陽は大好きだ
でも今の私には夏の太陽は眩しすぎで悲しくなる

大好きなあの南の島の海で景色を眺め
飛びけ込んで思いっきり楽しみたい
一か八か
体に影響をおよぼすなんて二の次でいい
大好きなあの海へ行きたい
そして何も考えず心の底から楽しみたい


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?