みやけひろし

その昔、80年代アイドル業界に深くかかわっていました。その後、普通に就職したため、30年あまりその業界とは離れていましたが、何かしら今の方々にも役にたつ情報があるのでないか、とアーカイブとして綴ることとしました。まあ、何が役にたつんだかは分かりませんが。ぽつぽつと綴っていきます。

みやけひろし

その昔、80年代アイドル業界に深くかかわっていました。その後、普通に就職したため、30年あまりその業界とは離れていましたが、何かしら今の方々にも役にたつ情報があるのでないか、とアーカイブとして綴ることとしました。まあ、何が役にたつんだかは分かりませんが。ぽつぽつと綴っていきます。

最近の記事

【特別編】水野あおいさん最初期のグラビア

水野あおいさんのおそらく最初期のグラビア。 最終ページに、『歌姫伝説』3月7日川崎チッタに出演との記載があるので、Fairy Taleデビュー前の93年1~2月ごろ発行の雑誌と思われます。 最初と4ページ目の写真……手にくまさんのぬいぐるみ持ってます。

    • 野間真さんインタビュー#17 ~森下純菜さんのこと~

      ――森下純菜のがんばりもすごいですよね。 「すごい!」 ――次のライブがソロライブ100回記念だということです(2024年9月中旬インタビュー時点)。 ――私も不勉強で1回目をどこから数えているのか分からないんですが、大山さんとやり始めてなんでしょうか?(誠にすみません!偉い人、教えてください) 「そういうことなのかな? 仮に2カ月に1回のペースでも10年以上続けているということなんでしょうね。それはすごい。まだまだ行けるんでしょうね。キングカズ(三浦知良)みたいな人だな、

      • 野間真さんインタビュー#16 ~水野あおいさんはやっぱり不思議な女の子?~

        いちばんアイドルらしいと思ったのはいつ? 「斉藤さんのインタビューだったかな、あおいちゃんの最後のインタビューで、いちばんアイドルらしいと思ったときはいつですか、という話を振られて、あおいちゃんが何を答えたかと言うと、万世橋の警察署の一日署長をやったときがいちばんアイドルっぽかったなあって思いました、という答えをしていたのは憶えています」 ――それは面白い答えですねえ。 「ははっ(笑)面白い。だから、彼女の中では、やっぱりアイドルっていろんな人に見てもらうっていうのが一つの

        • 野間真さんインタビュー#15 ~「Final Live "Love Songs For..."」~

          あおい伝説・最終章 ――2000年のファイナルライブについてお伺いします。 「最後のライブは(東京・渋谷)ON AIR EASTだったかな。2000年1月に『Love Song』を出して、2000年3月20日が最後のライブですね」 ――そうですね。 「99年は、ほとんど僕はちょっと一歩引いたところにいたような感じですけれど…」 ――はい。 「森下純菜と徳永愛でちょっと忙殺されていたけれど…」 ――うんうん。 「2000年2月に名古屋・大阪のライブツアーがあって、東京はON

          野間真さんインタビュー#14 ~『Super Happy World』『“KI.RE.I”』『Love Song』~

          『Super Happy World』『“KI.RE.I”』は、あおいちゃんの素材を活かす形で ――99年2月の『Super Happy World』でまた少しイメージが変わりました。 「そこでまた、音楽系スタッフが違うところに移ったのですね」 ――ああ、なるほど。 「森下純菜とかかわりのあったMOOVeレコードは離れて、ダイキサウンドというところですね。『Super Happy World』『あいのきせき』は品番が1番(DHC-1)で、新しく立ち上げたレコード会社なんです

          野間真さんインタビュー#14 ~『Super Happy World』『“KI.RE.I”』『Love Song』~

          野間真さんインタビュー#13 ~『ピンクのたんぽぽ』『秋風の午睡(シエスタ)』~

          『ピンクのたんぽぽ』からは少し違うラインで ――そのあと、97年10月にアニメ「企業戦士YAMAZAKI」イメージソングの『Ring a Ding~倫子のテーマ~』が出てます。カップリングが『狼なんか怖くない』なんですね。 「大阪だったかで、声優の学校をしているおじさんが、主題歌やってくれないかと来たんだけどね。たしかポリドールでその昔、乙女隊というパート1から6まである3人組のCDをひたすら出していたおじさんがいたんです。どういうつながりだったのかなあ、その人から1曲主題

          野間真さんインタビュー#13 ~『ピンクのたんぽぽ』『秋風の午睡(シエスタ)』~

          野間真さんインタビュー#12 ~8thシングル『夏の恋人』~

          「明けて97年はどうなっています?」 ――97年初のシングルは『夏の恋人』ですね。 「かなり空いているんだな、そこは」 ――そうですね、9カ月ぐらい空いてますね。『夏の恋人』は、レコード会社がセンチュリーからバンダイミュージックに移籍って書いてありますね。 「これは、実質はセンチュリーなんですけどあまりにもお金がなく、たぶんセンチュリーの方が引き受けてくれるところを探したんだと思います。実際、(『恋のはじまり』のときにも)8月に出ていますけれども、当初は7月発売の予定でキャ

          野間真さんインタビュー#12 ~8thシングル『夏の恋人』~

          野間真さんインタビュー#11 ~アルバム『dear my friend.』~ 

          「眠くなったらすぐ寝よう」©水野あおい 「96年は、アルバムはどうなっています? 95年に『天使のおひるね』を出して、『フリル通りのくますけ』はいつでしたっけ」 ――96年3月です。 「『楽園~パラダイス~』『夢見るハート』の前か」 ――前ですね、直前です。 「何が入っています?」 ――(アルバム収録曲の一覧表をお見せする) 「ああ、完全にこれはもう、いわゆるベストで、センチュリーがお金が欲しくてしょうがないものだな。だから、ここでちょっとしたミニ・ストーリーを入れて、くま

          野間真さんインタビュー#11 ~アルバム『dear my friend.』~ 

          野間真さんインタビュー#10 ~6th『楽園~パラダイス~』&7th『がんばれ My Friend』~

          『楽園~パラダイス~』は陽気な感じ ――翌年の96年4月に、6枚目シングル『楽園~パラダイス~』です。 「ああ、『楽園~パラダイス~』ね。その裏(カップリング)は何だったですか」 ――『夢見るハート』です。 「あー、はいはい。ヤギハシさんね、やっぱり。そこは、僕はたぶんあまり意見を言っていない曲ですね、『楽園~パラダイス~』と『夢見るハート』に関しては… センチュリーが元気になったのかもしれないです。ときどき良くなるんですよね」 ――そうなんですか、ちょっと実入りが良くなる

          野間真さんインタビュー#10 ~6th『楽園~パラダイス~』&7th『がんばれ My Friend』~

          野間真さんインタビュー#09~5thシングル『とまどい』『ブルートパーズの指輪』~

          『とまどい』のモチーフは『小さな決心』 ――次に、95年11月17日『とまどい』『ブルートパーズの指輪』のリリースです。 「これはね、またね、お金がないのですね」 ――あああ(笑) 「こちらで発注して作った曲ですね。『とまどい』は…」 ――これは片想いで始まる曲でしたっけ? 2番の歌詞の最後が “どーしよう…” だったかと… 「ああそういう感じでしたね。“まさか!ウソでしょ⁉” で、出会いがある曲ですね」 ――そのサビも印象的ですね。 「この曲を発注した時は、詞の世界観で、

          野間真さんインタビュー#09~5thシングル『とまどい』『ブルートパーズの指輪』~

          野間真さんインタビュー#08~初アルバム『天使のおひるね』と4thシングル『恋のはじまり』~

          『天使のおひるね』ジャケ写は「牛の着ぐるみで(笑)」 ――年があけて95年です。 「95年か。95年もすぐにはシングルがまた出ていないんだよな」 ――そうです、『恋のはじまり』は8月2日なんですよね。 「そうですね、そこは空きましたよね。それはやっぱりお金の問題であったかなあ。あれ?アルバムは出ています?『恋のはじまり』が出るタイミングで…」 ――あ、95年7月21日に『天使のおひるね』が出ています。 「ああ、ベスト盤みたいなものだな。それはセンチュリーがお金欲しいからって

          野間真さんインタビュー#08~初アルバム『天使のおひるね』と4thシングル『恋のはじまり』~

          野間真さんインタビュー#07~ちょっと脱線!「地下アイドル」とは何か~

          ――これはあとで聞こうと思っていたんですが、ちょうどその言葉が出てきたので。「地下アイドル」という言葉に対して、野間さん自身はどう思われているんでしょうか? 例えば、水野あおいさんが「地下アイドル」と呼ばれるのに対して抵抗はありますか? 「抵抗はまったくないですね」 ――ああ、そうですか。 「まったくないですね、地下ですよ、まさに」 ――野間さんのイメージする「地下アイドル」という言葉とは、地上波に出れないという意味での地下なのか、それともライブハウスの… 「ああ、ライブハウ

          野間真さんインタビュー#07~ちょっと脱線!「地下アイドル」とは何か~

          野間真さんインタビュー#06~サードシングル『見つめていたい』~

          ――すみません、また脱線してしまいました。『春の輝き』がセカンドシングルで、その次の『見つめていたい』まで少し間が空いてしまいましたね。 「12月ですよ。3月に『春の輝き』『金のボタン』を出して、次は夏ですねっていう話は当然考えていた、7月ぐらいに。夏休みにキャンペーンをやりましょうかとかね。ところがそこで、センチュリーにもうお金がないという話になって、7月ぐらいに考えていたものが出せませんという話になった。  センチュリー側からこちらに言って来て、どうしましょうかと。プレス

          野間真さんインタビュー#06~サードシングル『見つめていたい』~

          野間真さんインタビュー#05~シングル『恋なのかな???』『春の輝き』

          2024年9月中旬。また野間さんの事務所をご訪問し、インタビューをさせていただきました。 ――前回のインタビューで『あおい伝説』のモチーフが、実は堀ちえみの『CHIEMI SQUALL』(ちえみスコール)だったという話を聞いて、とても面白かったんです。そこで今日は、シングル曲やアルバムを中心に、その曲がどういうコンセプトで作家さんにどのような依頼をされたのか、というお話をお伺いできればと思います。 「なるほど、なるほど。たしかにそういう話はどこにもまだ出ていない、まったく出て

          野間真さんインタビュー#05~シングル『恋なのかな???』『春の輝き』

          野間真さんインタビュー#04~水野あおいさんのライブのあり方~

          『あおい伝説』秘話 ――ところで、少し特徴のあるアルバムCDで、「くますけ」という… 「『Aoi Special Edition ~フリル通りのくますけ~』というタイトルのアルバムですね」 ――あのCDはコンセプトアルバムですよね。 「そうですね」 ――朗読しているし、「くますけ」というキャラクターが… 「そう、キャラクターがね」 ――「くますけ」はどこから生まれたんですか? 「くますけは、本人が持っていたぬいぐるみです、もともと熊の… ちょっと不良品なのか、足のくっつき方

          野間真さんインタビュー#04~水野あおいさんのライブのあり方~

          野間真さんインタビュー#03~水野あおいさんの芸名の由来~

          日比谷シャンテでおしゃべりの仕事も ――水野あおいさんをどう育てようとしていったかの話に戻りますが…… 「水野あおいという名前で活動を始めて、92年夏ごろからレッスンを始めているはずですね」 ――91年夏に履歴書をみて、出会って… 「91年に出会ってそれでレッスンをしながら、ぼちぼち92年ごろから日比谷シャンテをやっていたかな」 ――そうですね。 「92年の夏ごろまではあまり動いていなかったかな。何かやろうとは思っていましたけれど、地道に半年なり1年なりかけて… 92年の夏

          野間真さんインタビュー#03~水野あおいさんの芸名の由来~