2022/03/22富澤えいちの「ジャズプレゼンテーション」
2022/03/22富澤えいちの「ジャズプレゼンテーション」
音楽ライターの富澤えいちが発信する“音楽と社会の情報”のまとめです。
音楽ライター富澤えいちの「17ライブ」配信
♪ 「17ライブ」とは?
音楽ライターの富澤えいちが、ジャズを気軽に聴いてもらおうという17ライブの配信です。ほぼ毎日、17ライブで生配信してます!
検索はこのID→えいち_jazz
♪ 本日の特集★清水靖晃『キレン』
↓プレイリスト掲載ブログ
清水靖晃(しみず やすあき)
作曲家、サキソフォン奏者、音楽プロデューサー
1978年アルバムデビュー。“マライア”や“サキソフォネッツ”プロジェクトなど、現在までに40枚以上のアルバムを発表。90年代後半、“バッハ/サキソフォン/スペース”という独自のコンセプトのもと、J.S.バッハ「無伴奏チェロ組曲」をテナーサキソフォンのために編曲・演奏。2006年にサキソフォン・クインテットとしてサキソフォネッツを再始動。映画、テレビ、マルチメディア作品の音楽制作も多数。サントラを手掛けた米国ドキュメンタリー映画『キューティー&ボクサー』(13 年)は第86回アカデミー賞にノミネート。近年ではNHK制作の連続ドラマ『透明なゆりかご』(18年)、『今ここにある危機とぼくの好感度について』(21年)の音楽を制作。
清水靖晃『キレン(Kiren)』
1984年にスタジオ録音されて完成しながら未発表だった作品。1980年代初頭、清水靖晃はロックバンド“マライア”などをはじめとした実験的なアプローチで活動と表現の場を広げていた。そうした試行錯誤の結果として、1982年からわずか3年のあいだに異なるコンセプシオンの5つのアルバムを生み出したが、そのうちの1作が本作となる。ほぼ同じ時期に同所で録音された中南米音楽をテーマにした『Latin』とともに、清水靖晃という稀代のパラノイアックな天才音楽家の脳内をたどる手がかりとして欠かせない貴重な足跡が啓示された。
♪ “オタマのジャズスタ道場”
毎週、ジャズ・スタンダード・ナンバーを1曲ずつ取り上げて、譜面を作りながら音源を紹介しつつ、スタンダードについての深掘りをしています。
♪ 今週は「レディ・バード(Lady Bird)」
「レディ・バード(Lady Bird)」とは?
「レディ・バード」は、ピアニストのタッド・ダメロンが1939年ごろに書いた曲です。タッド・ダメロンはビバップの代表的なアレンジャーで、作曲では「ホット・ハウス」「アワー・デライト」「グッド・ベイト」などを残しています。
見本音源
Lady Bird / Tadd Dameron Septet / The Fabulous Fats Navarro, Vol. 2
Lady Bird / チェット・ベイカー / Chet Baker In Milan
Lady Bird / アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ / At the Cafe Bohemia, Vol. 1
Lady Bird / バリー・ハリス / Barry Harris Plays Tadd Dameron
Lady Bird / バド・パウエル / The Jazz Collection, Vol. 2
Lady Bird / デクスター・ゴードン / More Power!
Lady Bird / ユタ・ヒップ / At The Hickory House Vol.1
Lady Bird / Vanessa Rubin / The Dream Is You: Vanessa Rubin Sings Tadd Dameron
作品コード:0L0-6829-3
♪ 本日のニュース拾い読み
音楽を取り巻くエンタテインメント業界は、社会生活と密接に関係しています。コロナ禍では「不要不急」の槍玉に挙げられましたが、エンタテインメントは社会と切り離してかたれるものではなく、むしろ現代社会の映し鏡の一面もあると考えています。また、ニュースを介して社会に関心をもち、つながりを感じることは、孤立感を解消させるという意味で、精神衛生上にも良い効果をもたらすものと考えています。そうした意味を込めて、ニュースの動向を探っていこうと思っています。
ポッドキャストでこのニュースを読み上げ&解説していますので、ご利用ください↓
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?