シドニーで初任給@衝撃の支給額…
シドニーへ移住しはや1か月弱。
良くいろんな方が聞いてくれる事がある。
「もう慣れた?」
この一か月、初期で必要になる契約(携帯、テナント契約、銀行口座開設、ネット、電気・ガス・水道、ジムなどなど)は、香港にいたころに比べて驚くほど全てがスムーズに進み、身構えていたワタクシからすると若干拍子抜けするほどだった。
なので、落ち着いたか否かと言われると、えぇ、落ち着いた。
恐らく、1か月のうちで行われるルーティンのうち、一通りは行ったんではなかろうかと思う。
…お給料の受け取り以外は。←ココ一番大事
そして先日、満を持して、給料日を迎えた。
今回はボーナスも含まれているので少し多めに振り込まれるであろうことを予測していた。
香港とは異なり、シドニーでは、日本の様に税金は給料から天引きされ、残った分が振り込まれる。いかんせん、物価がわからないワタクシは、いくらを家賃に使っていいものかわからなかったので、HRを通し、最初にワタクシの給料からだと、どれくらいの手取りになるか、オーストラリアの税理士に確認をしてもらっていたのだ。
それに基づき、家賃を設定し、生活費を組み、ジム、貯金、様々なプランを立てたのである…
…が、
蓋を開けてみたら、
振り込まれた金額がゴッソリ低い。
ボーナスすら含まれているはずなのに、何なら香港でもらっていた手取りの半分になっている
・・・ど、どぼじで・・・
慌てて確認しようとするも人事はロンドンにあり、時差の関係で連絡がリアルタイムでとれない。とりあえずは報告をと思ったら…
「前に税理士が出したものはあくまで想定のものなので、実際は異なります」と言い放つ。
…いや、そらね、5%とかの範囲ならそう思うでしょうよ。
が、しかし、引かれていた金額は想定の倍以上で、それを確かめもせず「こんなものです」などと言い放つので、ワタクシはてっきりこれが今後の手取りになるのかと覚悟をした。
覚悟をしたところで、差っ引かれていた金額は給料の47%。
もちろん、収入の金額の応じて税率は変わるが
…しがない現地採用のワタクシが、そんな高額を稼いでいる訳はない。
細々と暮らし、微笑ましく、慎ましく暮らしていこう…と思っていたワタクシが、この手取りにしては高すぎる家賃設定のため、一気に貧困生活である。
…だって、仕事量は同じで、給料がこれまでの半分以下って…
いや、そんなはずはと食い下がるも
「私はオーストラリアの税制についての専門家じゃないから、税務局に聞いてください。」と言われる
…っていうか、それ、お前の仕事だろうが!!人事!!
半ば、本気でバイトをしようか、転職をしようか、半べそかきながら色々考えるワタクシ。
そんな折、シドニーで仲良くなったマレーシア人の友人が
「…それ、Tax File Numberを提出してないんじゃない?」
と、リンク付きで記述されたものを送ってくれた。
・・・そ、そんなはずは・・・!!だってワタクシ、人事は何も言ってくれなかったけど、事前に自分で調べていたので、移住した初出勤日に申請をして、その2週間後には封書で番号を貰い、速攻でHRに報告したのに・・・と思いながらも、見れば見るほど、Tax File Numberを提出していない場合に差っ引かれている税率が全く同じ47%。
「…まさかとは思うけど、、この(あなたの言語である英語で書かれている、あなたにとって読みやすいはずであろう)情報によると、Tax File Numberを提出していない場合に惹かれる税率と全く同じなんだけど、まさか、8月中旬に渡した私の書類、提出していないなんてことないよね?」
とリンク付き、該当箇所のスクショ付き、送ったメールの添付付きでHRに問い合わせるワタクシ。
すると途端に慌て、様々な個所を濁す人事。
おまえかぁぁぁぁ!!!!
らちが明かないと思い、鬼電すること夜の11時(ロンドンではまだ昼間)。
…結局のところ、HRの不手際により、ワタクシのシドニーでの初任給は、47%も税金として徴収されたことが判明…。
今後どのような流れになるのかは、人事とシドニーで給料の付与を担当している業者とで確認をするとの事であるが…
…いい加減にして頂きたい、。
そして、何しろワタクシのシドニー異動すら2年も先延ばしにした人たちである…もはや諸々信用していない。
これが今後の手取りになるなら、粛々と日々の生活を営んで終りの、色気も味気もない貧困下宿生活になるんだろうなぁ…と色々覚悟をしたので、とりあえずは一安心であるが…まだまだ気が抜けない新生活である。