ソロ活派:移住前の過ごし方…
ワタクシは比較的ソロ活が苦ではない。
というよりはむしろ自分一人の時間を楽しめる人間である。
10代や20代の頃は自己顕示欲と承認欲求の塊でそれはそれは盛大に誕生日パーティーなどを行ったものである。
が、
ここ数年、ワタクシは、バースデーイヴには、決まって都心から離れた香港のリゾート地に赴き、ビーチを徘徊してみたり、波にのまれてみたり、そのビーチ沿いにあるオープンカフェで、一人、波の音を聞きながら、SNSに投稿するためにではない、自分のためだけのバエそうなカクテルをオーダーし(結局2杯目からビールになるやつ)、その一年間、それまでの人生を振り返ったりなんかして、思いのままに、ワタクシだけが見ることのできるウィッシュノート(別名、野望ノート)に思いをしたためたりする。
それを孤独とも思わなければ、誰かに「素敵」とか「いいね」とか思ってもらう必要がなく、何より自分が「なんかすごく贅沢な時間を過ごしているな」と思えることが幸せになっているのである。
…そんなワタクシなので、おそらく香港最後の日々も、一人で、誰かと一緒では遠慮してしまうような色々な場所へ赴き、物思いにふけって最後の日々を過ごす…
それゆえパッキングの時間もしっかりあって、それはキット最後、静かな幕引きになる…
…予定だったのであるが、
蓋を開けてみれば最後の2週間辺りから連日連夜ダブルブッキングになる勢いでお誘いを頂き…い、いや、それは嬉しいのであるが…
…引っ越し準備の時間が皆無!!
それもこれも「Jayは樽ごと飲むでしょ?」と言わんばかりにシャンパンブランチのフリーフローだの、ワインのボトルを片っ端から食らうだの、連日連夜アルコール漬けに…そら、ワタクシも与えられればお断りするような教育を(バーの)ママには受けていないので血反吐を吐いてでも飲みますとも。
さりとて翌日は普通に出勤。
なんなら、ワタクシは最終日の昼間も仕事をしてそのまま旅立つ予定だったので、特に休みも取らず、笑顔で慎ましく去っていくはずが…
…連日連日露骨に二日酔いで表れ黙々と仕事を行い去っていくワタクシ…。
普段1週間に1度か多くて2度くらいしかプライベートで予定を入れないワタクシなので、このMe timeの無さに若干圧倒されているのであるが、そろそろ一人の時間をゆっくり過ごしたい…と思いつつ、友人の一人もいないオーストラリアへ移住したらきっと寂しくなるんだろうなぁというジレンマに挟まれているのである。
何にせよこんなに人付き合いの悪いワタクシが出国を前にお誘いをしてくださる方達がいて本当に幸せ者だなぁと思う次第なのである。。
「きっと一度出て行ったらもうここに戻ることはなかろう」と思っていたのであるが、今は永久脱毛されそうなほど後ろ髪が引っ張られているワタクシなのであった…。