国際バカロレアの言語選択で日本語は不利となるのか
国際バカロレア(IBと略されたり、インターナショナルバカロレアなどと呼ばれたりもします)を採用する学校は近年多くなり、最近では日本の文科省が率先してバカロレアを採用するように促しています。
文部科学省のIB教育推進コンソーシアムの言葉を借りると、国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)は、『世界の複雑さを理解し、対処できる生徒を育成し、未来へ責任ある行動をとるための態度とスキルを身に付けさせ、国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与え、大学進学へのルートを確保することを目的として設置され』た教育プログラムです。
検索エンジンをはじめとしてAIやロボットの発達により、単純な情報処理であれば人間よりもデジタルの方がすでに数億倍強いのが現実です。
今までのように詰め込みで徹底して暗記すればよかった時代から、複雑で答えのないような問いに対しても周囲と協働して考え抜く力を育てる教育が必要とされていくのは必至。
今後学び、働き、生活していく中で、「Why Human?(なぜ人間が担うべきか)」という問いはあらゆるシーンで問われていくのでしょう。
ご参考までに、IB(国際バカロレアとは何ぞや)というものを簡単に執筆した記事も置かせていただきます。
国際バカロレアMYP提供の老舗インターへ転校で進級準備
この記事を書いた時はまだ古巣のGIIS(グローバルインディアンインターナショナルスクール)に在籍していたので、IBのMYP(ミッドイヤープログラム)を提供している学校への転校を考えていた時でした。
一度国際バカロレアのカリキュラムを受けてしまうと、認定の先生の質の高さと、IB授業のあまりの面白さに、二度と普通のカリキュラム(英国のIGCSE、アメリカのAP、インドのCBSE、日本の文科省学習指導要領など)に戻りたくない、という子が続出するのです。
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