【番外編】ドス青肌色・クールウィンター向けのメイク「参考にすべき著名人たち（独断）」
メイク、誰を参考にしていますか？
今日もどこかのデパコスフロア＆ドラッグストアから
「おお黄色味よ、ただちにここより去れ！！」
と、エクソシストが悪魔に命令するがごとき呪文の絶叫が聞こえてきます。
それはブルベ梅雨冬・クールウィンター民の叫び。
黄色が肌に付いたとたんにゾンビ化してしまう哀れな者たちの嘆き。
※すべてのクールウィンターの人に当てはまるわけではありませんと、ここでまず謝罪しておきます
ドス青い肌色のため「ブルベ冬さん大優勝❤」コスメでもあっさり大惨敗し、調子こいて流行りアイテムを使おうものなら「顔色悪いよ？大丈夫？」と心配され、もしくは「メイク濃すぎｗｗｗ」とワラワラされてしまい、今日も涙で枕を濡らす極東の地・クールウィンター村の仲間たち、こんにちは。
ところで、メイクは誰を参考にしていますか？
好きな女優さんやタレントさんのメイク？
例の「ブルベ冬さん大優勝❤」を連発するインフルエンサーの動画？
ノンノンノン。
私は気づいたのです。
曽我町子様演じる「ヘドリアン女王」こそ、
全クールウィンターが崇めるべき原点にして頂点だと。
ヘドリアン女王とは、特撮『電子戦隊デンジマン』『太陽戦隊サンバルカン』の2作に渡って登場し、特撮の女王と呼ばれた曽我町子さんが演じた悪役です。
見よ、このパーフェクトクールウィンターレディを。
・アイメイクは濃いめのブルーをベースに白パールを重ねて。アイラインとマスカラはブラックで目力を強調。
・アイブロウはシルバーのヘッドギアになじむように、黄味のないグレーをチョイス。
・ハイライトは肌の内側から発光するような白～ラベンダー色のパールを薄くつけて。
・リップはシルバーラメを多く含んだ、肌なじみの良いブルーをそのままダイレクトにオン！思い切り顔色を明るく見せるのがクール。
・アクセはシルバー＆クリアで統一。アフターファイブの合コンを意識して、首輪・腕輪・腰バンド・ヘッドギアは思い切って金属そのままの持ち味を活かした無骨な銀色でモードな雰囲気にしても、クールウィンターさんならなんなく着こなせます。顔回りで揺れるタイプの耳飾りはクリアを選んで抜け感を。
・とはいえ、今日は大事なプレゼンのある日！ファッションはお得意のブラックとホワイトのモノトーンで決めて、オンもオフもエレガントに。
・肌色に近いグレーのネイルは、指を長く美しく見せる効果も！
どうですか？
ここまで完全無欠のクールウィンターは他にいませんよね。
実は、私は曽我町子さんがものすごく好きで、生前、ご自身が収集したアンティークコレクションを販売していた国立駅近くの『ステラ』というお店に行き、ご本人とお会いしたことがあります。
とても気さくにお話いただいたうえ、ノートに励ましの言葉を書いていただき、それをずっとお守りにしてきました。
という訳で
ヘドリアン女王万歳！
我らクールウィンターの女王に心臓を捧げよ！！（涙を流しながら）
アルファでありオメガ。
ヘドリアン女王最高ヘドリアン女王こそ至高。
まあそもそも、あれなんですよ。
クールウィンター＆クールサマーって時点で、相性の良い色が「青みを含む色」という前提なんですよ。
すなわち
痣とか血豆とか静脈の血の色なんですよ。
すなわち、
ヴィランカラーとかアンデッドカラー担当なんですよ。
そう、
我らドス青肌色の者達が参考にすべきは、世界の悪役なのです。
というわけで、早速有名な悪役をチェックしましょう。
マレフィセント
顔回りはブラックと紫で輪郭を際立たせ、アイシャドウはグラデなしのパープル、アイラインばブラックで引き締め。リップとネイルはバブル時代を彷彿とさせる振り切った青みピンクで、肌をワントーン明るく見せています。
エヴィルクイーン
マレフィセントの応用版です。
マントの襟の内側を白に、フェイスラインを黒のフェイスマスクで思い切って囲い、ゴールドのティアラを乗せて輪郭がボヤけないように防いでいるのはかなりの上級者テク。青みたっぷりのローズカラーのリップに、同じくローズカラーのチークを薄くつけて女王らしい多幸感をプラス。
クルエラ・ド・ヴィル
ファッションはモノトーン。グローブとリップは青みの強い暗めのレッド、すなわち血豆色。アイシャドウはブルーグレー、そしてヘアカラーを黒と白でまっぷたつにした思い切りの良い出で立ちは、クールウィンターの人がドレスアップする時のお手本にしたいですね。
どうでしょうか？
ディズニーの悪役には彼らの他にも、アースラやDr.ファシリエなど、我々クールウィンターが参考にすべき魅力的なパワーインフルエンサーが存在しています。
また他にも有名な悪役を挙げてみましょう。
フリーザ様（最終形態）
透明感。
それは我ら沼色の肌の民が常に渇望するワード。「このリップで透明感爆誕💛」という言葉に踊らされ、飽くなき欲求に突き動かされて購入したアイテムは数知れず。
透明感の師と仰ぐべきはフリーザ様だったのです。ごらんなさい、この淀みのない白！ド紫！ここから生まれるのは究極の透明感ですよホーホッホッホッホ！
しかしこのフリーザ様でさえ迷いの最中はピンクや黒を着て、肌をラベンダーカラーにして試行錯誤していたのがわかります。参考までに第三形態のフリーザ様をご覧ください。
かなり良い線いったカラーチョイスですが、最終形態と比べるとその差は一目瞭然です。
ジョーカー（ダークナイトver.）
我々が一撃死する可能性が高い色と言えば
イエロー・ベージュ・オレンジ・グリーン・ブラウン・コーラルよりのレッド・ピンク、すべてのパステルカラーあたりですが（多い）、ジョーカーは「グリーンはこう取り入れるとクール」という着こなしを教えてくれます。
ヘアカラーとベストをグリーンにしても、顔回りに得意な色をもってくれば着こなせちゃう！
顔真っ白、黒によるとんでもない囲み目メイク、オーバーリップがすぎる真紅のリップ、そして紫＆グリーンの出で立ちという狂気の配色でも、我々ならまるで民族衣装のようにさりげなく着こなせるのです。
ペニー・ワイズ（1990年ver.）
いつも意外な場所からひょっこり出てくるペニー・ワイズ。
ホラー映画『IT』に出てくる恐怖のピエロです。
2017年版は髪が茶髪になり、オフホワイトのレース襟を付けるなど、じゃっかんイエベに忖度して垢抜け成功＆オシャレ感アップした感がありｷﾞﾘﾘ（歯を）しかし、1990年版をご覧ください。
ドブルベピエロ。
「ボクチンこの濃い血の色の赤しかつけないから！」という決意を感じますよね。この強い信念こそクールウィンターが見習うべき部分です。
沼色肌道一直線
まだまだ世の中には多くのヴィラン達がいますが、彼らをよく観察してください。残念ながら高い確率で「クールウィンターさんこれ買って！」カラーで彩られていると思います。
なお、他の記事でも書いていますが、私は「〇〇タイプだから□□しかつけられない！」という限定的な考え方があまり好きではなく、ブルベだろうがイエベだろうが好きな色つければいいじゃん、と思っています（ここまで書いておいて今更ですが）。
私の場合、パーソナルカラー診断を受けた際に細かい理論を教わり、何十年も「どこかメイクがおかしい」「ファンデの色が浮きまくる」「皆に人気の色なのに私は似合わない」と悩んできていたのは、自分の肌色がドス青いからだったのだ！とわかってから、コスメや服の色選びに自分なりの軸ができて一気に楽しくなったので、自分の得意不得意を把握したうえで色々楽しんでいきたいなと思っている所存。
これからも沼色肌に何が合うのか楽しみながら探求していきます。
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