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【パパの英単語語源ノート(番外編①)】何故、英単語の語源にはラテン語とフランス語が多いの❓

英単語の50%以上は、ラテン語もしくはラテン語の影響を受けたフランス語から派生しているとされる。

例えば、英語では「豚」は"pig"、「豚肉」は"pork"と異なる単語で表現されるが、フランス語では生きている豚も豚肉も"porc"と同じ単語で表現される。この違いを調べることで、英語の歴史的背景が浮かび上がるとともに、我々が長年学んできた英語の成り立ちについての理解が深まる。また、英単語を覚える際に語源を理解することの重要性についても納得できるようになる。

Cow/Beef、Pig/Porkになった理由をご存じですか?

僕は、語学学習アプリのDuolingoを活用し、通勤時間を利用して語学学習を続けている。(現在、連続534日目✌️)。初期にはフランス語と中国語を同時に学習していたが、現在は中国語の学習に専念している。

フランス語を学び始めた際、驚いたことの一つは、英語と非常によく似た単語が数多く存在することである。時にはフランス語が分からなくても、単語の形から意味を推測できることがある。例えば・・・

"L’université organise une conférence internationale sur la science et la philosophie."

これは英語に直訳すると、

"The university organizes an international conference on science and philosophy."

フランス語がこれほど英語に似ているのかと気付き、英語の歴史に対する好奇心が芽生えた(商社マンの基本は好奇心!)。そこで英語の歴史を調べたところ、非常に興味深い事実を発見した。実はフランス語が英語に似ているのではなく、英語がフランス語に似ているということを!

他国の支配を長く受けた国の言語は、独立後も支配国の言語を使い続けるか、その影響を大きく受けるケースが多い。代表的な例として、南米諸国ではスペイン語が、アフリカ諸国ではフランス語が広く使われている。

自身の経験としても、韓国では子供の頃まで、傷(ギス)、爪切り(スメキリ)、割りばし(ワリバシ)、土方(ノガダ)といった日常的な単語が、日本語の発音に近い形(カッコ内が韓国語の発音)で使われていた。しかし現在では、日本語由来の単語を韓国語に置き換える努力が進められ、日常生活における日本語の影響はほぼなくなった。それでも、和製漢語(経済、社会、教育、文化、哲学、科学、衛生、警察、革命、報道など)は、今なお韓国語に数えきれないほど多く残っている。この理由から、様々な日本語と韓国語の発音が似ているのである。

例:微妙な三角関係(ミミョウハン・サンガク・クワァンゲ)

友達・同僚に「発音してみて!微妙な三角関係を韓国語に」と数千回は言われた(笑)

英語の広がりとその背景

英語はEnglish、すなわちイギリス人の言葉であり、英国語である。英国は近代において帝国の代表格として、全世界に植民地を開拓した。全盛期には、世界人口の半数以上が英国女王の臣民であった時代もあった。

しかし、英国の勢力が衰えた後、世界一の国となったのは、かつて英国の植民地であったアメリカである。結果として、英語は世界共通語として全世界に広がり、現代に至るまで国際的なコミュニケーションの中心となっている。

近代において、英国は世界最大の植民地を有する帝国となったが、かつては1,500年以上にわたって他民族の支配を受けていた弱小国であった。その歴史の中で、ローマ、ゲルマン、バイキング、ノルマンなど、異なる言語と文化を持つ支配者の影響を受けながら、現在の英語が形成されたのである。

波乱万丈な英国の歴史を表にすると、こんな感じ・・・。

(今まで調べてきた内容をPPTに整理)紀元前から約1,500年間、他民族の支配を受けた英国

まったく本論にも入ってないが、既に朝2時!
明日(technically今日)のために寝ます!
英国と英語の歴史の話は、シリーズにして今日はここまで!

次回は、英国の歴史にどんなことが起きたのか、またそれぞれの出来事により英語はどのような影響を受けたのかについて詳細を紹介する。

Stay Tuned!
To be continued!

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