マリオ徹底解説 空後編

空後 6-7 33 10.5 12.6 10.71 4F 6 6-18
持続 8-10 7 8.4 7.14 3F

こんにちわ。かさぶたです。

今回は空後について徹底して解説していきたいと思います

①まず空後の特徴について

空後の発生ですが6Fと非常に発生が高く、一度技を入力してから、次の技が出せる指標になる全体のフレームもだいたい33Fで、非常に回転率が良いがゆえについつい空後を連続で入力してしまいたくなるような技になっています。

パット見は、一点集中でスマッシュ技のように単発で点で捉えるようにヒットする技のように見えますが、実は技に持続があって技が発生する6F~だいたい10Fまで約4Fほど持続があります。

そのため、ダメージもパターンが2つあって

ひとつは出始めの6F~7Fまでに当てればだいたい10.4%もうひとつは持続の判定の7F~10Fで当てた際の8.4%ということになります。

基本的な特徴はこれぐらいにして、さっそく実戦での使い方に行きましょう。

実戦での使い方

①『差し合い・差し替えし』『コンボ始動・コンボ』『復帰阻止・バースト』といったマリオの立ち回りの主軸として使う。

マリオの空後は、試合の中で、どういった局面でも使える基本的な立ち回りの主軸で、空後中心の生活といっても過言ではないぐらい大事な技です。まぁ別にマリオに限らず、スマブラにおいて空後っていうのはだいたいどのキャラクターでも重要な技になるのですが、なぜ空後がスマブラにおいて大事な技になるのかかさぶたなりに分かりやすく解説してみようと思います。

・なぜ空後が大事なのか?

スマブラ、もっというと格闘ゲームには『ライン』という概念がありまして、ざっくり説明すると自分のキャラと相手のキャラの距離のちょうど中間あたりに縦に線を引いた線のことをラインと言いまして、キャラが移動すると当然このラインの状況も変わってきて、例えば、この状況ではガノンは崖に追い詰められておりガノンの後ろ側に自由に動けるスペースがないですよね?この状態を『ラインがないとか詰められた』という状態で、逆にマリオ側は後ろに自由に動けるスペースがあって、この状況を『ラインがある』状態と言ったりします。

で、特にスマブラのルールを理解している人ならわかると思いますが、別にこういうラインの概念なんて知ってなくても、この『ラインを詰められた状況』ってすごく嫌だと思うんですね。だって、スマブラは撃墜すると負けなゲームなので。 なので、基本的にはスマブラを別の言い方に直すと『ラインを詰めて自由に動けるスペースを確保しながら有利な状況を作っていくゲーム』となります。

そういった概念があった上で、空後が強い理由なんですけど、まずものすごくざっくりわかりやすく説明すると、このポケモンを見てほしいです。

はいこれ!これなんですかね?かさぶたはナッシー世代なので分かりませんがとにかく首の長いポケモンなんですけど、空後が強い理由は、このポケモンのような動きができるからです。どういうことかといううと、こいつは基本攻撃しないんですけど、こんなかんじでじわじわ相手に寄って行くといううだけの、一見何にも役に立たないじゃん!と思われるかもしれませんが、さっきのラインの概念を知っていれば、こいつめっちゃつえーって思えませんか?

こいつが、さっき説明したラインの概念を具現化したやつだと思ってもらえたと思いますが、こいつはジャンプで上にも抜けれないし、当然攻撃も当たらないということで、ラインをノーリスクで詰めてくれているんですね。

で、空後っていうのはこんなイメージで、ノーリスクとまではいきませんが比較的このナッシーに近い状況で、ラインをどんどん詰めれるから空後が強いといううことになります。空後は当然空中攻撃なので、ジャンプをしますけど、その間、相手の行動を観察できる時間が生じます、この『観察』がさきほど説明した『ノーリスクに近い状況』を指していて、相手の攻撃に対しても避けながら、反撃ができつつ詰めたり、逆に危ないと思ったら元に戻る選択ができたり、先に振っておくことで先制ができたうえでラインを詰めれたり、といった具合に空後っていうのは『ノーリスクでラインを詰める』ことが比較的しやすいのでスマブラでは重宝される理由になっていると思います。


②反転空後をどんどん使おう。

前編で解説した通り、空後はラインを詰めるのに良い技だからどんどん使うといいよーというのを解説しました。ここでは、空後を使う上で大切な反転空後について解説していきます。

で、反転空後の出し方が特に初心者の方には初めに立ちはだかる壁だとは思います。出し方については、いろいろな解説動画が出てるので今更感は否めないですが、手元の映像と合わせて解説ができたらと思います。

では、手元と合わせて反転空後やっていきます。反転空後の前にキーコンの設定で同時押しの設定をしておきましょう。ちなみにかさぶたですが、Yボタンをジャンプに設定して、YボタンとAボタンの同時押しで設定しています。

で、反転空後はその名前の通り、反対方向に反転して空後といった感じになっています。この反転の部分が難しくて、反転できずに空前とかになったりするのかと思うのですが、この反転の部分を安定させるためにスティックを傾ける際は真横ではなく斜め下に傾けましょう。右側に空後を出したいときは、左側の時計で言ううところの7時~8時ぐらいに一度傾けて、しっかり反転を確認したうえで判定に一気にスティックを傾けましょう。初めはゆっくり練習して徐々に慣れてくれば実戦でもすぐに空後が出せると思うので、焦らず練習するのがポイントです。で、僕個人的に反転空後であるあるなのが、小ジャンプ空後を出したいのに大ジャンプ空後になってしまうわ~っていうことがあります。これの原因は、小ジャンプ空後の同時押しが同時押しにならずジャンプボタンとAボタンがばらばらに入力されているからだと思うのですが、これを安定して出すために、おすすめなのが手首を少し外側にひねって親指の外側で同時押しをすると割と安定します。あくまでこれはYボタンとAボタンを同時押しに設定している場合に限ってですが、ゲームをしていると割と手首が内側にひねりがちで、ボタンを押す際に親指の内側でボタンを押しに行っていることが多くて、そうなると親指の狭い面でボタンをとらえがちになって同時押しが安定しません。なので、意識として反転空後に入るタイミングで、手首を気持ち外側にひねることで親指の一番広い面の部分で同時押しを捉えることができるので、安定して小ジャンプ空後が出せるようになりますのでぜひやってみてください。

③マリオ使い必見!

空後のやってはいけない使い方とぜひやるべき使い方

さて、反転空後について解説したところで実戦での空後の使い方について解説していきます。

①まずこの使い方はやめようを紹介していきます

空後の使い方に慣れたマリオ使いにありがちな動きですが、

①ガン攻めしすぎてこのように上り空後で、ガードしている相手に対して空後を放ったり、

②ガードで見合った際に先制しようと空後を打つといった具合に、とにかく『空後うっとっきゃ大丈夫っしょ!』的な精神が働いて、空後を打ちたくなる気持ちはわかります。 もちろんある程度までのレート帯であればそれで良いのかもしれませんが、VIPやVIP上位となるとこのような『ラインを交換するような上り空後』といううのはこういった具合に後隙を狩られて瞬殺されます。この上り空後って技そのものの後隙を狙われることに加えて、いかんせん地面との距離が空いていて、完全にマリオが『足元お留守ですよ』状態なんですね。

なので、もしある程度空後に慣れてきた場合は『ラインを交換するような上り空後』は控えておきましょう。もし上り空後を打つなら『ラインを交換しないよう空後』を打ちましょう。あとは、コンボが確定しているようなときはどんどん上り空後を使っていったらいいと思います。

②マリオ使いならこの使い方を覚えてほしい!

空後の使い方で、マリオ使いならこの使い方をぜひやってもらいたいんですが、それが下り空後です。 反転空後と聞くと、上り空後をイメージするかと思いますが、さっき説明したように上り空後は多少リスクを背負っている技になります。

で、そのリスクを打ち消すのに下り空後が最強です。

何が良いか実際に数字で説明していきます。

,まずマリオの空後は全体フレームが33Fあります。全体フレームというのは一度技を出してから次の技が出せるまでの時間のことをさします。

なので、マリオの空後を通常の上り空後で売った場合34F以降にならないと次の何かしらのアクションがとれないということになります。さきほど説明した後隙の部分はこの全体フレームによる制限がかかっていることで生じる隙になるわけです。もぅ少し詳しく見ていくと、空後を出して技の判定が6F~10Fまで続いた後、33Fまでの約23F分、なにも行動できなくてまさに『足元お留守』状態になるわけです。

で、この23Fってもったいないじゃないですか?

それを打ち消してくれるのが急降下下り空後です。

急降下下り空後は、このように小ジャンプでジャンプした後急降下を入れて空後を出す技になるのですが、スローで確認した時にこのように、6f目から技の判定がでて、10F終わった瞬間に地面に着地します。で、通常なら先ほど紹介した『空後の全体フレームによる後隙』に移行するところを、地面に着地することで強制的に『着地隙』に移行させています。空後の着地隙は6Fになるので、つまり全体フレームによる後隙が23Fだったので同じ空後でも約17F分後隙が減ったといううことになります。

なので、例えばガノンの上スマの発生は20Fなので通常の空後の後隙の23Fだと余裕で間に合っちゃうのでやられますが。下り空後だと後隙が6Fなのでガノンの上スマが発生するより前にガードが貼れて技を喰らいませんね。

それと、もう一点下りが良い理由として

マリオの空後って6F~10Fの約4F分判定に持続があるんですね。この持続を生かせるというう意味でも下り空後が良くて、上りだと上方向の一点のみカバーできなかったのに対して、下ることでマリオの伸長分ぐらいの範囲をカバーすることができ、これによって

・背の低いキャラクターに対して空後が刺さる

・差し合いで先制ができる【相手のステップに対してカスあてのような感じ】

・ちょっとした投げ物を打ち消すことができる。

といったメリットがあり、個人的に『空後の壁』と呼んで試合に使っています(笑)この空後の壁はまさに、リスクも少なくてほぼ無敵という点で理論上は前編で紹介したようなナッシーが迫ってくるような技は体現していると思っています

といった具合に、数字を交えて下り空後の良さについて説明しました。

この理論は、マリオに限らずだいたいどのキャラにも当てはまるので参考にしてみてください。マリオ使いの方は絶対に覚えておいた方が良いので、ぜひ空後の壁を築いて、試合を有利に進めていきましょう!




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