以前勢いに任せてまとめかけたが、途中で飽きてしまって放置していた下書きを発見した。
でも、ある種の思想背景を持つ人々の生態を知るには、非常に良い事例だと思うので、まとめなおした。
それは「草津MeToo事件」と言われている騒動について、だ。
まず、一連の騒動に対する秀逸な論考👇を紹介しておく。
この件のみならず、昨今のキャンセルカルチャーそのものに対する問題提起としても非常に優れた論考だと思った。
「草津バッシング事件」の教訓…「推定有罪」に疑問を抱かない人びとの恐ろしさ(御田寺 圭) | 現代ビジネス | 講談社(1/8) (gendai.media)
「推定有罪で人を断罪すること」及び「私刑を容認すること」は、無秩序と混沌を生み出す。暴力の肯定、文明の否定そのものだ。平和を望む者であれば、最も警戒すべき事態のはずだ。
以下、当事者たちの言葉を。
1
新井祥子氏(妄言を垂れ流した本人)
「黒岩町長が私をレイプしたことは事実です」
「草津町では女性はモノ扱い、女性は権力者の愛人になれば湯畑周辺で店を持たせてもらえる」など。
その後👇
2023年11月2日の記事
こういう人は、昔から一定数存在する。他人はできる限り信じたいが、こういう災厄のような人間が決して少なくないことは忘れてはならない。
そもそも証言だけで事実を推定することは非常に難しいのだ。だから物的証拠が重要視されるのだ。
大人であれば、こんなことは「常識」としておかなければならない。
2
飯塚玲児氏(新井氏の妄言を拡散したライター)
「草津温泉 漆黒の闇5」という自費出版本。
「草津町長が町長室で不適切な関係⁈女性議員が真相を激白!これ以上、草津の女を虐げないで!」とのこと。
後日、改めて確認したら、上記ページは消えていた。
早晩消えると思ったのでスクショを取っていたが、魚拓も残しておけばよかった・・・
その後👇
一応、きちんと非を認めている。
取材が甘かった、黒岩町長を糾弾したいがために勢い余った、ということなのだろう。
3
新井祥子元草津町議を支援する会(妄言を鵜呑みにして、事を大きくした集団)
新井祥子元草津町町議を支援する会のFBより。
「告発の真実を見抜き」という文言、今見ると苦笑するしかない。
その後👇
言い訳は以下の通り。
私たちは悪くない、だまされてただけだ、町長の対応に問題あったからだ、とのことだが・・・あれ?謝罪はどこ??
と思ったら、2か月後の解散声明でようやく謝罪していた。
大人であれば、先にきちんと己の非を認め、そのうえで言い訳すべきだった。
4
草津町長の黒岩氏による
草津町を「セカンドレイプの町」と呼んだフェミニストらの横暴を許すな 黒岩信忠(群馬県草津町長) - 月刊正論オンライン (sankei.com)
騒動の顛末とともに、誰が煽ったのか、についても記載されている。
そのうち、「一般社団法人Spring」は、昨年12月5日に公表した「草津町フラワーデモに関する当団体の見解について」で謝罪していた。
なお、上記の「初代代表理事」、とは山本潤という人物だそうな。
上記引用にある口にするのも忌まわしい言葉は、「現在」だけでなく「2020年12月」においても、現在の草津町民のみならず先人が紡いできた歴史も含めた「草津という町そのもの」に対する暴力、としか思えない。
暴力に対して敏感であるべき人々が、なぜこのような重大な暴力を軽率にふるうことができたのか、その感性が全く理解できない。