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酷い有様。

元兵庫県議の竹内氏が亡くなられた。
ご本人の無念はもちろん、ご家族のことを考えると胸が痛い。
私は面識は全くないが、兵庫県知事の問題が顕在化して以降、度々竹内氏のブログを拝見させていただいていた。しかし、10月27日を最後に、ブログの更新は止まっていた。
最後のブログには、数日前に亡くなった母親への感謝の言葉が綴られていた。

自裁に至る動機が一つではないことは、一般的には当然だ。
でも、このケースについては、あまりにも大きな動機が、あまりにも明らかである。そう考えざるを得ない。
元西播磨県民局長と同様、あまりにも明らかで大きな動機が・・・

▼竹内氏が周囲に漏らしていた不安
竹内氏からのLINE
「うちの事務所までXなどで狙われる宣言受けて、家族も退避。警察からも退避しておくように言われている」
“証拠”を残しておくことについては…
「警察からも動画と言われた。撮るのが怖い」 →選挙戦が終わった翌日、所属会派に辞職を申し出
ひょうご県民連合 上野英一幹事長(去年11月18日)
「今回の選挙を通じて、言葉の暴力・ネットの暴力が拡散して、本人だけじゃなく家族が狂乱状態にまでなってしまって。その中で本人は家族を守るのを優先すると」

▼竹内氏が関係者に打ち明けていた苦悩
亡くなる直前まで連絡をとっていた関係者によると、議員辞職後は、自宅と病院を往復する生活に
→ネット上の誹謗中傷について、竹内氏は見ないようにしていたものの…
議会関係者 「知人や支持者から『これホンマ?』『騙してたんか?』といったメールが直接届いて、どうしてもSNSの情報を目にしてしまう状況だった。『顔を知っている人たちに言われるのがキツイ』と話していた」
→そして「怖い」という言葉を繰り返す
ひょうご県民連合 上野英一幹事長 「一番今まで自分が頑張ってやってきた、信頼おける支持者の人から『どうなんや』ということも言われ、それまでの自分の自信が全部崩壊したのでは」

「今はただ、誹謗中傷のない世界で安らかにお眠りください・・・」という子守さんの言葉を引用し、ご冥福をお祈りさせていただく。

それだけではない。
亡くなられたことが報道された後に例の選挙ゴロが流した嘘があまりにもひどい内容である上に、その嘘の拡散スピードも呆れるほどに速かった。
一体、この惨状はなんなのだろう?

その惨状について現時点における一連の流れは、👇の記事の内容がまとまっている。

この記事の注目点は赤枠の情報だ👇

犬笛を吹いた奴らはもちろんだが、それに条件反射のように呼応している奴らの罪は相当重い。
そして、未だにのうのうと権力の座にしがみついている、全ての元凶である人間の罪が最も重いのは言うまでもない👇

それにしても・・・
NHKは、すぐにこのような調査ができるほどの「調査力」があるのならば、もっと早く、少なくとも12月には、この異常事態を報道できたのではなかったか?
もっと早く県警にあたって、拡散されている情報が「個人の名誉を著しく傷つける大嘘」であることの裏を取り、それが拡散されている状況に警告を出す報道ができたのではないか?
それは、大きな取材力と調査力を持っているNHKだからこそできる仕事ではないのか?
犠牲者が出ないと動けないのか?
コロナ騒動ではあんなに「フェイクバスター(嘲笑)」とかイキってたのに、今やその片鱗も見られない・・・まあ、あれは国のお墨付きがあったからイキれたに過ぎない、ということなのは分かっているけど。
この点は他の大手メディアも同じだ。報じるのが遅すぎる。

加えて・・・
youtubeはコロナ騒動ではあんなに動画削除に勤しんでいたのに、今やその片鱗も見られない・・・まあ、これも国のお墨付きで、厚労省の飼い犬どもがモデレーションしていたからな。
でも現在の、最初から他者への名誉棄損と権利侵害だけを目的とした、真偽を検討する余地も価値もないコンテンツが目に付く状況を見ると、さすがにもう少しモデレーションの精度を高めた方がいいのでは・・・と思ってしまう。

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