無コロナ県運動があった、という事実
この本👇の第2章3で述べられていた「感染者相関図」、噂には聞いていたものの実際に見たことがなかった。
検索してみたら、今もネット上に残っていた。
うわぁ、えげつない・・・・
2020年4月頃、こんなのが当たり前のように新聞に載ってたんやねぇ…まるで都市伝説のようだ。
こんなものを毎日見ることで、「県外」と「飲食店」がリスクである、という発想が刷り込まれてしまったのだろうな。
当時はこの相関図に実名を書き込んで拡散する人々もいたらしい。
ほんと、人間不信になるわ。
なお、この図の作成に関わった福井新聞の記者はこう回想しているという。
・・・あまりにも意識が低くて嘲笑を禁じ得ない。
週刊文春とかが嬉々として大衆を扇動して文化破壊に勤しむ動機も、同じようなものなんだろうなぁ、と思ったりした。
この図が人々に与えたインパクトは大きかったのだと思う。
結局、この図によって、
特に強調されたのが「県外リスク」であった。入ってくるな、出ていくな、という根拠不明の戯言が、多くの方々から聞かれた。
当時の私は「無らい県運動の再来」としか思えなかった。つまりこの相関図は、「無らい県運動」👇を愚かにも繰り返していたという歴史的証拠だ。
これについて、磯野真穂氏は以下のように書いている。
だから、我々が「無コロナ県運動」を繰り返さないために、今後も自覚しておかねばならないことは、以下の事実だ。
補
無らい県運動についてまとまった本👇
私は2020年7月ごろに購入して読んだ。当時目にしていた事態とのあまりの類似性に驚愕したことを覚えている。
「歴史から学ばない」ことの罪深さを思い知った、貴重な経験だった。
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