「小林よしのりライジング」に付けた自分のコメントを、備忘のためにまとめておく①

大変遅くなりましたが、配信ありがとうございます。
「弥助」は「へうげもの」という漫画に登場していたのを読んで知った記憶があります。その時は「面白い設定だなぁ」、と思った程度でしたが、まさか史実として、しかも黒人奴隷のルーツが日本である、という与太まで追加されて流布されるようになっているとは・・・
「自分たち欧米人は確かに差別主義者だったが(今でもそうだけど)、でも、日本人よりはマシだ~」という文脈に利用しているあたりが、慰安婦と全く同じですね。本当に油断ならない。
でも、与太を真に受けたアトキンソンが「ビジネス親日」とバレたこと、これだけは朗報だと思いました。

「トンデモ見聞録」は、何時ものように情報量がすごいですね!
「革命のシンボル『半ズボンじゃない奴ら』」という中見出しがツボにはまりました。
それにしても、おフランスの男たちの自己顕示欲と女性蔑視の歴史はやり過ぎ感が半端ないですね。今回の五輪開会式もそうですが、フランスのいろいろと「やり過ぎる」国民性が最近面白く感じるようになってきました。

本来は配信お休みのところ、配信いただきありがとうございます。
忘れっぽい人間としては、過去記事の再掲は本当に有難いです。小林先生のブログによると15日にも配信される予定とのことで、とても楽しみです!!
今回のゴー宣2本、3年前の狂った世界の空気感が生々しく記録されていますね・・・読んでいると当時の状況を再体験している気分になり、嫌な汗が出てきました(笑)

「戦争論」の衝撃は、社会のみならず個人的にもすさまじいものでした。
当時は私も自虐史観に染まってましたが、SAPIOの連載を読むごとに、自分が過去に教えられてきた事や、朝日新聞で読んでいた事が崩壊していきました。それが何とも快感だったことを覚えています。
でも、快感のあまりに、やや誤読していた面もあり、一時は産経信者になってました。そのまま「主体性のない単なる反左翼」に堕しなくて本当によかった、と思ってます。

あと、小林先生が出演された「朝生」が当時の空気感をリアルに表していたのを記憶しています。論者のみならず、客席も視聴者からのFAXも自虐史観崇拝で四面楚歌状態でした。リアタイ視聴してて、あまりの腹立たしさに書きなぐっていたメモが今でも残っています。
これ、「慰安婦」に再録されていた「朝ナマで見た凶暴な善意のファシズム」で極めてリアルに描かれていましたね。

それにしても最近、「ナショナリズムは戦争の原因になる「悪」」と言う言説が息を吹き返してきているような気がします。
世間はすぐにバランスを崩してしまう。「戦争論」はこれからも読み継がれもらいたいですね。

早田ひなの件は今回のゴーマニズム宣言を読むまで全く知りませんでしたが、昭和後期か平成初期ぐらいの話ですか?と感じました。マスコミ文化人の思考停止ぶりには、改めて驚愕です。テレビばっかり出てると、こうなるんですかね?
若者の純粋な好奇心を叩きのめす大人の姿は、醜悪以外の何物でもない。イデオロギーは自身の醜悪さを無自覚にさせる、恐ろしい麻薬ですね。

トンデモ見聞録、ヨーロッパの人々の合理性崇拝のルーツがよくわかりました。
合理性という言葉、便利なのでつい気軽に使いがちです。でも、我々とは全く異なる環境の中で育まれた言葉である以上、自分が本当にその言葉の真の意味を理解できているのかも含めて、慎重に扱う必要があるなぁ、と思いました。

どんなに絶望的な選択肢しかなくとも、冷笑主義にも価値相対主義にも陥らず、明確な根拠をもって判断し選択する小林先生の姿勢に、いつも学ばされます。
今回のゴーマニズム宣言を読んで、私も、野党に何も期待できない以上、小泉進次郎で自民党の「看板の架け替え」を行うしかない、と思いました。
それにしても、さらに大きな意義のためとはいえ、「あえてポピュリズムを容認する」という発想の転換は、なかなかできるものではないです。いつもながら思考が柔軟、というか、現実を見る視座がとてつもなく高いなぁ・・・と感嘆してしまいます。


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