人ならざる者たちと、人たらんとした者(R6.12.5追記あり)
さすがに地元すぎて関心を持たないわけにはいかないこの問題。
私は以下のお二方の配信から主に情報を得ている👇
北畑淳也氏と
子守さん(私は毎日放送アナウンサー時代から一方的に存じ上げているので、親しみを込めて「子守さん」と呼ぶ)だ。
1
北畑氏は件の選挙ゴロとその取り巻き、ならびに現兵庫県知事とその取り巻きについて、今回の騒動前から注目されていたこともあり、奴らの不快極まりない発言をうまくまとめてくれている。
現状を知るために非常にありがたく拝見している。
それにしても、今回の配信内容👆は衝撃だった。件の選挙ゴロ、あれだけのことをしておきながら、平気で前言撤回して過去のことにできるんだな。本当に良心が全く無いんだな。👇の人間のように。
いや、でも、この人間がもともとこういう輩だということ、だから同じような人間に支持されていることは、以前から全国的によく知られていると思っていたのだが、兵庫県の多くの人は知らなかっただろうか?
あまりに世情に疎いのも考えものだ。だから衆愚に陥るんだよ・・・・
2
子守さんは件の選挙ゴロとその取り巻きに脅され続けているが、当初(令和6年3月)からずっと、この問題を追い続けている。
子守さんの目的はただ一点、「元西播磨県民局長の名誉回復」である。
そう、今回の一連の騒動において、最も被害を被った方である。この方の名誉が回復されなければ、この問題は終わらない。
そもそも、社会的にも、この方の名誉が回復されなければ、「公益通報」というものが社会から失われてしまいかねない。
この一連の事態は、通報者に二の足を踏ませるのに十分な内容だ。集団リンチに合うリスクを覚悟し戦う意思を持つことができるほど強い人間はそうそういない。
また、👆の動画で10月25日の百条委員会で元副知事が述べていることが正確なものだとしても(もはやそれ自体怪しい)、元県民局長は「クーデター(?)」をただ想像していただけなのだ。これ、レッド・パージと同じようなものだと思うのだが・・・今どきこんな暴挙を正当化できるレベルの人々相手に、話し合いなど成立すると思えなかったのだろう。だから内部通告に至ったのだろう。
(👆元副知事と人事課長による元県民局長への聴取の一部。私物USBまで押収した疑い。)
だから通報者を保護しなければならなかったはずだ。
これで喜ぶのは「事業主」だけだ。
3
元西播磨県民局長の人柄を表しているのが、「西播磨県民局長メッセージ」だ。現在、公式HPではすべて削除(!!)されているが、国会図書館により保存された2月8日時点のページ👇に全てのメッセージが残っていた。
全てにおいて、西播磨地区で行われた行事などを詳細に取り上げ、それらに対する想いを綴られており、地域に対する愛にあふれた内容であった。
そもそも、コラムとして面白い。文章が上手い。
まあ、「人格」と「書く文章」に解離があることなどよくあることではないか、と言われればその通りだ。それでも書いたものをいくつか読めば、隠しきれない「いやらしさ」が見えてくるものである。ところが、この方の文章にはそれが見えない。
常識(common sense)のある人間であれば、あのような人々ではなく、こちらを信用しなければならない。
4
特に印象に残ったのは、令和6年2月のメッセージだ。退職前(だったのだが斎藤一味により退職を阻止された)に後進に語り掛けるようなメッセージだった。
なお、引用にあたり、読みやすいように改行を施した。
そして、その後の内部告発に至る思いも綴られている。
兵庫県民は極めて得難い人材を失った。
失うのみならず、兵庫県民はその人の人生に泥を塗りたくる奴らを支持した。兵庫県民は一緒になって泥を塗りたくった。
本当に下劣だ。自分の周囲にそんな奴らがいるかと思うと反吐が出る。
コロナ対策禍で刻みこまれた人間不信が、さらに深くなった。
追記(R6.12.5)
元県民局長メッセージは令和6年3月分もあったが、国会図書館に保存されているページは2月時点のものなので、そこには残されていない。
心ある方が兵庫県に情報公開請求され、取得されたものを公表頂いている。
後進へのメッセージにとどまらない、「就業すること」への想いが綴られている。
また子守さんも同じく情報公開請求により取得され、朗読されている。33分10秒あたりから。
メッセージは「素晴らしい人にたくさん出会えますように。県民の皆さんの心に残る仕事に出会えますように。」という言葉で締めくくられていた。