ワクハラという暴力が医療業界にまん延していた、という恥ずべき事実
全国有志看護師の会が署名活動を行っている。
私は当然未接種なのだが、これを貫けたのは「私がある程度のキャリアのある医師だった」ことが大きいのは間違いないだろう。医師は医療従事者の中では比較的我を通しやすいし、それなりのキャリアがあれば若手よりは同僚の目を気にする必要もない。
いや、実は結構気にはなっていたし、付和雷同した方が気持ち的に楽かも…と思ったこともあったのだが。でも、今回のmRNA医薬(ワクチン)に対する違和感は、コロナ対策禍が始まってからずっと感じていた違和感の延長線上にあった。ここで接種してしまったらこの禍を肯定することになってしまう、それだけは嫌だった。
とはいえ、私が今の立場にいなかったら、早々に心は折れていたと思う。だから私は、他職種や若手の医師で未接種を貫いた方々は本当に凄いと思うし、立場上接種せざる得なかった方々は本当に気の毒で医師の端くれとして申し訳なく思う。ましてや学生をや、という話だ。
もちろん厚労省も文科省も政府も、ワクチン接種を強いることを求めていないし、そんなことができる訳がない。この半強制的な措置は、あくまでも各医療機関及び教育機関の判断なのだ。この点が本当に、最低最悪だ。
もちろん、このようなワクハラは世間の至る所で起こっていたことは承知している。でも、本来はワクハラを否定すべき立場であるはずの医療や教育が行っていたという事実は、看過されるべきではないだろう。
というわけで、当然、署名しました。