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シリアの状況
もともと混沌としていた地域は、自然災害が起こると、あっと言う間に孤立してしまう。
シリアは我が国の外務省からは全土で退避勧告が出ている。
特に北西部は「シリア政府軍と反政府武装勢力に加え、ロシア軍やトルコ軍等の様々な勢力の間で武力衝突が発生してい」る地域である。
トルコとの国境から近いシリア北西部のイドリブより。救助活動が行えない、支援が届かない、という。
「トルコの様子とあまりに対照的なので驚きます。」
「国境の向こう側では、常にサイレンが鳴り響き重機や作業の音がしていますが、ここではそれがありません。」
「この村の8割がなくなってしまいました 地震発生以来ほとんど何の支援も受けられていません」
イスラム武装勢力が支配している地域。武装勢力の存在が支援到達の妨げになっている、という。
子どもを亡くした男性「子供たちがもういないんです・・・」
現地の医師「地震や爆弾や戦争がなくても、医療スタッフが足りないんです」
自分が経験しているからだろうか(阪神淡路大震災)、地震による被害は、戦争やテロによる被害よりも身近に感じてしまう。
地震の被害にあっても、救助活動や支援活動が行われているのであれば、まだいい。それがなく、ただただ変わらぬ被害状況が目の前に広がるだけの日々。例えシリアの人々が、様々なもの失うことに我々日本人よりははるかに慣れているかもしれないとはいえ、絶望感は大きいのではないだろうか。
せめて寄付だけでもしたいが、果たしてそれがこの地に届くのだろうか?