見出し画像

小学生や中学生の先取り学習や先行学習。 全員が同じカリキュラムで学ぶこと自体が時代遅れだと考えなければいけないと思う理由

あくまでも個人的な意見ですが、先取り学習や先行学習は最終的な結果であって、その生徒の将来を見据えて勉強を教えていく中で、例えば、小学6年生の生徒が小学6年生の算数のテキストを簡単に理解できるのに、無理に年齢を理由に小学6年生のテキストに固執する必要はない。

つまり学力の高い生徒であれば、先取り学習をするのは必然であって、学力が平凡であるにも関わらず、先行学習を選択して先行学習をするのはほとんど意味がないような気がします。

小学生で英検1級に合格できれば、小学生で共通テストを受けても満点近い点数は取れますし、TOEFL110点以上、IELTS8.0以上の生徒であれば、東京大学の英語の入試問題でも余裕で合格点は取ることができます。

これは、先取り学習と言えるか?

ということです。

私は、中学受験に否定的な考えを持っています。つまり、中学受験のために英語の勉強が出来なくなる。あくまでも小学生の範囲でのテストを行う。算数の能力が高い生徒であっても、鶴亀算や角度の問題のようなパズルのような問題をやらされるわけです。

拷問ですよね。

男子生徒はそのような問題が大好きだと思いますが、女子生徒はそんな余裕な時間があるなら、将来のことを考えて英語の勉強をした方がどう考えても自分の夢を叶えやすいような気がします。

中学受験で共学の進学校に進んだ女子生徒の場合、定期テストで数学は上位男子独占。自分は勝手に数学を苦手科目と考えて、英語や国語が得意と思い込む。

という沼にハマってしまう女子生徒は多いわけです。

せっかく難関中学に合格して、将来医師になる夢や研究者になる夢に近づいたと思ったらすごいペースで進む数学の授業についていけず、小学生レベルの問題なら能力だけで男子に追いつけても、日本の中学の数学の問題は、理屈っぽくて多くの女子生徒は内容を理解するためにかなり時間がかかってしまう。

現在教えている中学生が2名いますが(中学1年生と2年生)、二人とも高校のテキストを使用しています。私はインドのテキストとイギリスのGCSEやA-LEVELのテキストが大好きなので、三角関数以外は基本的に英語のテキストで教えます。

イギリスの場合は、日本と違い、数学の授業で使用するテキストをテキスト会社で競わせているので、非常に質の高いテキストになってしまいます。アメリカやイギリスは、学校の授業で使用するテキストの会社ごとの大学入試問題を実施するので、競争が激しくなるのかな?と感じています。

三角関数はユニットサークルを使うので、どうしても計算機を使う海外のテキストは関数電卓の使用方法を勉強している感覚になるので、SPECIAL ANGLES TRIGONOMETRYの方が理解しやすいと感じます。

海外の高校のテキストを使用するので、先取り学習ではありますが、女子生徒の場合は、数学でも、得意な分野と不得意な分野ができやすく、例えば、確率や空間図形はその典型で、そのような苦手な分野に十分に時間を投下したいわけです。

つまり、海外のテキストで基礎固めして、青チャートでレベルを上げて、志望する大学の入試傾向を分析して対策を練るわけです。

どう考えても、海外の医師や研究者と日本人の女性の医師や研究者が通訳を介してコミュニケーションを取るイメージが想像できません。

これは男女差別ではなく、現在私が教えている生徒すべてがそう考えているわけで、そのために英語も数学も一生懸命頑張るわけです。

先取り学習のデメリットにどのように対応するのか?

先取り学習の場合は、学校の授業を聞かない。という指摘もありますが、これは経験した人ならわかると思いますが、子供でもそれだけ英語力のある生徒なら状況は読めます。英語や数学が飛びぬけている生徒は、そんな利己的な行動はとりません。女子の場合は、そのような状況の場合、どのようなふるまいをしなければいけないかは自然と理解できるはずです。

そのような経験のない人が先取り学習のデメリットを煽り、大して学力もないのに先取り学習をしようとしている家庭が踊らされるだけです。

また、教える側が単に学歴が高い。という理由で選ぶと失敗もあるわけです。先取り学習は、本当に生徒は孤独との戦いを強いられます。特に数学の先取り学習は、英語と違って映画やドラマ、読書などで楽しめるわけでもなく、どうして数学が将来必要なのか?を伝える必要があります。

現在一人の中学生に三角関数を教えていますが、

加法定理、倍角、和積積和を中学1年生に教えるのは本当に辛いです。

重い空気がLINE越しにひしひしと感じます。

嫌われようが、嫌がられようが、教えないと前に進めない。今まで自分が何名かの中学生に教えた時と同じようなとんでもない重い空気が感じます。ただ、多くの生徒が、それをクリアして志望大学に合格して、現在女性で英語も話せて、医師や研究者になっている結果が本当に支えです。

本当にコロロが痛い。わけです。

先取り学習は、決まった教え方はありません。英語の場合は、留学や外国人の先生とのレッスンなどわかりやすい取り組み方がありますが、数学に関しては、数学に得意、不得意が表れやすい女子生徒には効率的な方法の一つだと思います。

数学は苦手分野を作ってしまうとテストで高得点を取るのは難しくなります。

証明問題が苦手な生徒が多いわけで、証明問題ができないので、証明問題以外で頑張る。と、一生懸命頑張っても、証明問題ができない生徒が、他の問題で満点を取ることは総合力がないので難しいに決まっているわけです。

証明問題が嫌いでも、ASSESSMENT TASKを徹底して教えるところから始めなければならないわけです。

日本の数学の授業は基本的にアセスメントタスクがないので、問題さえ解ければいいという発想になってしまい、しっかりと理解して次に進みたい女子生徒には証明問題は苦手になって数学嫌いが生まれるわけです。

先取り学習は、学力の高い生徒には必然であると思います。海外ではそれが普通ですし、そうしないと難関大学理系の合格は難しいわけです。

高校3年生で東京大学を目指す生徒よりも、小学生でTOEFL110点を超える生徒の方が東京大学の英語の入試問題で高得点が取れるわけです。

数学は一部の数学の天才を除き、そのような東京大学の理系の数学の入試問題で合格点を取れる小学生はほとんどいません。しかし、英語力のある生徒であれば、英語のテキストを使ったり、英語で数学を勉強することで、数学を効率的に勉強することは可能であって、十分に成果は出ています。

英語はあくまでもツールであって、英検1級合格しているけど、数学の方が得意です。

と、いう生徒がもっと出てきてほしいと思ってます。

いいなと思ったら応援しよう!