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学歴と看護師免許を捨ててまで日本の香水に対するあり方を変えたい話①

皆さん、香水好きですか?
「香水」と聞いて、まずどんなイメージが浮かびますか?フローラル、万人受け、香害、モテ…などなど人によって浮かぶ内容はそれぞれ違うと思います。

ほんの数年前まで日本は「香水砂漠」と呼ばれていました。しかしコロナ禍があって外出もできずマスク生活を強いられる中で、人々が香りに癒しを求めたことが追い風となり、現在香水市場はかつてない盛り上がりを見せています。

そんな私もその1人。今日は私が香水を愛した結果、出した結論について少し話します。

本格的に香水を好きになったのは大学2年の夏。
最初は俗に言う「万人ウケ」のために、何となくSNSで人気そうなものを使うだけでした。
しかし性格柄使うものはとことんこだわって選びたい、色んなものを手元に置きたいというマニア気質によって、色んな香水を試し始めました。

そしてその中で出会った、私の運命を変えた香水、それが「トワイライトロマンス」でした。

白で陶器のボトル。美しいでしょ?

トワイライトロマンスは今はなきTOBALI(現サウザンドカラーズ)から、伊勢丹新宿店とオンライン限定で出ている香りでした。
私は昔から金木犀の香りが好きで、なにか金木犀の香りが欲しいと思い、Twitterで検索し気になったので見に行ったのでした。

試す前は好みの香りだといいな〜とそれぐらいの気持ちでした。そして伊勢丹新宿に到着し、お目当てのトワイライトロマンスを店員さんに腕に吹きかけてもらいました。

その瞬間、ビビビッと電流が走ったような感覚が起こりました。漫画でよくみるようなあの描写って実際に起こるんだ、青天の霹靂ってこんな感じなんだ、そう思ったのをよく覚えています。

キンモクセイのアンニュイながらもったりとしたフルーティーな甘さ、そしてそれを支えるTOBALIならではの墨の渋みや深み、そして静謐さを感じるようなジャポニズムウッディー…今まで嗅いだことのない、感動を覚えるほどの美しい香りの香水でした。

香りを試し、迷うことなく購入しました。
それが私の香水道の始まりでした。

②へ続く。

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