火曜サスペンス in NY
今回の記事は、今年の春先に起こった出来事。
過去に書きかけたまま、記事が放置になってしまっていたので、少し長い内容になるけど、何本かにまとめてみますね。
ある火曜日の朝、空気の入れ替えをしようとして窓を開けたら、目の前に飛びこんできたのは、倒れて動かないある物体だった。私は最初、目を疑った。。。
まさか、倒れてるだけで、死んでないよね?と恐る恐る凝視したけれども、その物体は全く動こうとはしない。。。
やはり、死んでいる。。。。
この物体が片付けらるまで、この光景を毎日窓から見ることになるかと思うと、心の底から蒼ざめる想いになった。。
そう、窓を開けて目の前の木の枝で展開していた光景は、昨日までは見かけなかった亡くなった鳩の死骸だった。。。
なぜこんな場所で亡くなったのかは、もちろんわからない。。
しかも、その木は、窓から下に見える向かいのアパートの裏庭と、自分たちのアパートの建物の一階の余白の敷地とのボーダーからうず高く生えていて、その枝は、長く成長し、こちらのアパート側の敷地内にまで伸びて来ている状況だったのだ。
その長く伸びた太めの枝の一つが、私のアパートの窓の前にあり、その上で一匹の鳩様がご臨終になっていた。。。
これは朝からヤバイことになった、、、と思い、まずは普段から緊急以外では絶対に電話を取らないと決めている同じ並びに住んでいるアパートの管理人の番号にメッセージを残した。
アパートの管理人は、マイペース南米人のせいか、基本的にガチエマージェンシー以外では何時間待っても(何日待ってもとも言える)向こうからはウンともスンとも言ってこない対応がデフォルトだ。
だから、困ったことがある場合は、道で管理人が仕事仲間と立ち話をしているところを何とか見つけて捕まえるしかないというのが、至って普通の日常なのだ。。
そんなわけで、しばらく管理人からの電話の返事を待ってみたけど、やはりラチがあかなそうだったので、結局311に電話するしかなかった。(311とは、警察に電話する手前の問題について聞いて対応を教えてくれる市民の苦情係、言わば駆け込み寺番号だ。ここでの処理が不可能な内容の案件の場合は警察に回される。)
そして、311に電話したところ、電話を取った担当者が言うには「これは市のサニテーションデパートメント(清掃局)に言って、ピックアップしてもらうしかないですね。だから、そっちに言ってください。」と言われたので、「では、市のサニテーションデパートメントの電話番号を教えてください」と言ったらアッサリと「知らない」(I don't know..)と言われた。
「は…?」おたくは同じ市の管轄で働いてる方ですよね・・・?
”なんで知らんねん!”と怒っている暇はない。
こんなことはこの街では日常なのだ。
続く。