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海外で日本人が身を守るには2

日本人のファッションはキレイすぎ

日本に住む日本人の人たちの間では、どのぐらい認識があるのかはわからないけど、平均的に見ると、日本人は、ある意味世界で最も外見をキレイにまとめる事に気を使う国民だと思う。それは髪型やメイクもそうだし、洋服から持ち物まで、どこまでこだわったら気が済むのか、というぐらいに完璧を目指す感じの人も男女問わず少なくない。そして、ファッションの流行りすたれのサイクルも恐ろしく早いし、みんながそれに取り残されないように常にどこかで気を使いながら生きている。全国的にこんな風潮の国は世界中探しても他にはないと思う。(韓国系や中国系の裕福な人たちは、近年は日本を真似る傾向も多少はあるかもしれないけど)

恐らく、キレイな格好、とここで私が書いても、それが当たり前の日本ではピンと来ない人も多いと思うけど、諸外国(とくにアメリカ)は、それなりにおしゃれな部分があったとしても、人種や民族によって好みのスタイルも違うし、もっとカジュアルでドレスダウンな着こなしが中心で、実際にはみんなそこまでは画一的な感じには外見にこだわって生きてはいない。つまり、普段からは日本人のようにきっちりしたドレスアップをする事はあまりない。そのかわり、ドレスアップするべき時や場所では思いきりドレスアップする。

だから、洋服からカバン、靴まで、普段からあまりにもキレイすぎる感じでコンパクトにまとめ切った日本人のきっちりしたこぎれいなファションは、海外ではそれなりに目立つ。そして、そのキレイさゆえに、お金を持っているかのようにも見られがちだったりもする。

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ドレスダウンは身を守るには時として必要

だから、日本人が海外に行った時に忘れてはいけないのは、ある程度ドレスダウンすることも海外では必要な場合もあるということだ。先に書いたように、例えばアメリカ人の場合は、基本的にドレスアップとドレスダウンの二種類の差が極端な場合が多い。日本人のように、どこに行くにもある程度こぎれいでおしゃれにしていかなければいけない、といった習慣はNYにも特にない。要するにどちらかというとオンとオフがはっきりしている。だから、オフィス用以外のプライベートのオンのドレスアップが必要な時は、地下鉄ではなくUberやタクシーにしたりすることも少なくない。

それゆえに、どこに行くにもある程度キレイな格好や、ある見方をすればおしゃれ過ぎる格好をしている日本人は、普通にしているだけでもある程度お金を持っているはずだ、という風にも見られてしまう。お金を持っていて、おとなしそうに見える日本人は、それだけで簡単に目を付けられてしまうこともないとは言えない。

郷に入れば郷に従うを忘れずに、サバイバルの勘を磨こう

治安の悪い場所でそんな風に見られてしまったら完全にアウトなので、どんなに海外で浮かれていたとしても、そのあたりは気をつけて、慣れない場所や治安が微妙と思える場所での一人歩きの時は、ある程度はドレスダウンを心がけよう。そして、そういう風に、郷に入れば郷に従う感じで身を守るサバイバルに必要な勘みたいなものを常々磨いておくことは、他の国を旅する場合でも絶対に役に立つと思う。

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