Jasmine Manchee M

偏愛東情西韻的香港永久居民: シノワマニア香港PR。東洋と西洋、古いと新しい、のバランスを愛す。香港で綴る徒然。

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最近の記事

広東磁器(港式廣彩):アップデート Vol. 2 - 2022年3月

以前ちょいちょい触れていた広東磁器ワークショップ、続けて一年が経ち。 ↓前回の記事(気づいたらもう半年以上前でびっくり) その後作成したお皿の数々。 手が遅いのと、やたら細かいモチーフを選ぶのとで一枚仕上げるのに4-6週間くらいかかっているが、子供の頃から苦手としていた毛筆の扱いを少しでも克服出来ているかも、と自己満足中。 記録用記事ですが、よろしかったらご覧あれ。 で、最近始めたのがこちら。

    • 中秋節快樂 2021

      • 当たるも八卦当たらぬも八卦(所以信不信由你)

        所謂スピリチュアルなもの、信じるか信じないかと言ったら? わたしは、基本的にまじないや迷信の類は(もっと込み入った話をすると宗教観とも関係してくるがここでは触れない)、人間がこの世にあるコントロールできない事象をコントールしたい!という切実な願いから発展した、と思っている。原始的なものならば、獲物が取れますように/豊作でありますように=食べられる=生存しつづけたい、だっただろうし。太古のひとたちがコントロールできないものは神の仕業、と思考停止するのも科学的な発想がなかったと

        • 「獅子山精神」の今後に邦人は伸るか反るか

          本来の"獅子山精神"とはちょっとずれるので予めご了承を。因みに本来の意味は香港人のコアバリュー「努力、勤奮、自強不息、刻苦耐勞、同舟共濟、不屈不撓的拼搏精神*」を指します 元々文字通りの「見る前に飛べ(Leap before you look)」的な風潮が強く、何事もつんのめるくらいの姿勢で走りながら考え、考えながら走れという風潮の強い街、香港。 それがネガティヴなベクトルだろうがポジティヴだろうが、振り回しに来るのが英国だろうが日本だろうが中国大陸だろうが、旧来どのみち

          広東磁器(港式廣彩):アップデート

          見出し画像は、広東磁器ワークショップにおける我が最新作。まずは見てやってください。 わたしが最近通っている粵東磁廠Yuet Tung China Works のワークショップについて↓ 今回のしーふー(師傅、その道のマスターをこう呼ぶ)からの課題は、旗袍(滿州族の衣装がルーツの所謂中国服)モチーフをテンプレートにしてあとは好きにデザインをしろ、とのことで。 ちょうど自分が一番好きな花である蓮の花のシーズンだったので、早速採用。Webから色々探してパタ

          広東磁器(港式廣彩):アップデート

          私訳版:Easily - by Bruno Major

          最近Bruno Majorが好き過ぎて、毎晩聴いてしまう。 皆がパンデミックの不安なご時世の中、このウィスパーボイスにホッとしたんじゃないだろうかと思う。 わたしは大好きなシンガーSadeの言う "I don't necessarily think that you have to scream and shout to move somebody"というのに大いに賛同していて、アップテンポの曲は好きだがあまり激しくシャウトするお歌は聴かない。 Bruno Majorも

          私訳版:Easily - by Bruno Major

          傳統繡花拖鞋 - Traditional Chinese Embroidered Slippers

          中国刺繍のついた布靴、或はスリッパ。 恐らく中華圏、というか世界のどこでもいい、チャイナタウンに足を運んだことのあるひとなら誰でも一度は見たことがあるだろうし何なら一足くらいはお家にあったりするだろう。それくらいコモンな「中国物産」である。 そもそも布製の履物は、嘗ての中華圏の装い(長衫*など)とセットで、必需品でありファッションであったわけで。 世界最大のチャイナタウン、と言っても過言ではない街、ここ香港でも勿論存在する。しかも嘗ては中流家庭の人々の生活用品(香港の場

          傳統繡花拖鞋 - Traditional Chinese Embroidered Slippers

          愛書人、愛書店的人(本好き、本屋好き)

          今朝、在港愛書家にとって残念なニュースが飛び込んできた。 專營日本書刊 28 年 SOGO旭屋書店下月底結業 (和書販売専門営業28年、旭屋書店そごう店が来月末閉店へ) ↓  海外に身を置いている以上、フィジカルに和書調達のオプションが減る*のは困ることなのだが、一方でこの旭屋書店があまり書店の書店たるべき役割を果たさなくなってきたのも気になっていて、最近は足が遠のいていたのも事実だ。 そもそも本の虫は、書店に入り浸るのも好き。

          愛書人、愛書店的人(本好き、本屋好き)

          広東磁器:香港の秘やかな文化遺産(港式廣彩-滄海遺珠/Canton Porcelain - Hidden gems in Hong Kong)

          ここのところ、本職もだがウィルス禍以降あまりにも色々な出来事が起き過ぎて、Twitter140文字以上の文を認めるのが物理的にも心理的にもなかなかハードル高かったのだが、新鮮な気持ちのうちに書きたいという心も少々湧き上がってきたのでそろそろシノワマニアの本分に戻ろうと。 最近、広東磁器の絵付ワークショップに通っている。 きっかけはやはりこのウィルス禍で、幸い香港は全体ロックダウンは経験せずに済んでいるものの、遠出=国境越え、海外旅行、が基本な狭い香港のこと、リフレッシュに

          広東磁器:香港の秘やかな文化遺産(港式廣彩-滄海遺珠/Canton Porcelain - Hidden gems in Hong Kong)

          歴史は回るし踊る。が、繰り返しはしない -香港「移民潮2.0」の現実と苦痛

          最近、自分の周囲でも香港人の海外移民が止まらない。 元々中国大陸含めSinophone(中文圏、とでも言おうか)のあちこちから移住してきた人々の集団だし、フットワークの軽い人々なのではあるが。 大きなきっかけはやはり2020年の「国安法」導入と施行による急激な一国二制度の崩壊で、言論統制が大陸のそれに近づきつつあること、銀行口座さえも政府の意のままに凍結され得ること、意に沿わぬ”愛国”教育制度を強いられつつあること、というので、政治的立場から身の危険を感じたオピニオンリー

          歴史は回るし踊る。が、繰り返しはしない -香港「移民潮2.0」の現実と苦痛

          端午節快樂/Happy Dragon Boat Festival

          端午節快樂/Happy Dragon Boat Festival

          如果多張船飛 會唔會同我一齊走呀?

          云わずと知れた王家衛「花樣年華 In The Mood For Love」4Kリマスター版上映とのことで劇場へ。 一体何度観たかというくらい観ているが、劇場スクリーンで観るのは実は日本での上映以来である。 改めて作品への愛を再確認だ。一番好きな映画は何かと訊ねられたら即刻確実にこれを挙げる。 60年代の香港、シンガポール、そしてカンボジア。舞台も内容も、兎に角湿度の高い作品だ。 ひとつもラブシーンは描かれないのに、観るひとの脳にじっとりとした各々の関係を見事に刻みつけて

          如果多張船飛 會唔會同我一齊走呀?

          恭喜發財 from 香港

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