小林私とn-buna

今日は、私が好きなアーティストについて書く。
タイトルにもあるように小林私とn-bunaは
私が好きなアーティストの中でも、特別だ。
私のただの呟きなので、普段通りに呼び捨てで呼ばせてもらう。

初めて曲を聞いたとき、鳥肌が立った。
n-bunaは夜明けと蛍、小林私はヴィランのカバーだったと思う。
ただ鳥肌が立っただけじゃない、曲を一通り聞き終わって、またその後様々な曲を聞いた。そして、泣いた。
感動とかじゃない、どちらかというと嫉妬に近い。いや近いとかじゃなく、嫉妬だった。
悔しかった。
こんな感情を他人に持つことなんてそれまだなかったので、自分でも戸惑った。
そして、彼らを知って何年も立ったが、未だに戸惑い続けている。

私は音楽で食べていきたいとはかつて憧れはあったものの、現在までその思いを継続して持っているわけではない。
そもそも楽器もしておらず裏方につきたいと思い、通い始めた専門学校も1年で退学してしまった身だ。
今更、私だって音楽で食べて行きたかったという嫉妬をこの2名のアーティストにだけ感じるのは違和感がある。
じゃあ何だろうか、何が悔しいのか。

私は普段サラリーマンだ。OLとサラリーマンの違いって何だろうとふと思ったが、その話は今はいい。
会社では、半年に一回上司と面談を行う。
毎度決まって、今後どうなりたいかと聞かれる。
私もある程度の年数を働いているので、もう10回以上はこれに関する質問をされている。
そして、いつも回答に困る。
具体的にこうなりたいというイメージが湧かない、むしろイメージが湧くようなところは目指したくない、想像できない結末がいい。
強いて言うならば、小林私やn-bunaみたいになりたい。
二人の人柄はあまり知らないが、あんな心を動かせる他人を嫉妬させられる作品を作りたい。

特に結論を決めずに書き始めたこの文章だったが、今書いていて思ったことがある。
そういえば私は昔から何かを作る人に憧れを持っていた。
だから音楽業界から方向転換をした就活でエンジニアがいる製造業を片っ端から受けたのだ。
となると、私は創造者(この表現が正しいのか?そもそも正しいの定義は誰が決めるの?)としてこの2名のアーティストへ憧れと嫉妬を抱いているのか。

正直結論は出ない。
これについて考えたところで意味があるのかもわからない。
そもそも意味があるとすぐにわかることなんて価値はないのかもしれない、とか頭の中をがごちゃごちゃしてきた。

ただひとつわかることは、
小林私とn-bunaと近い年代で生まれてこれて良かった。
彼らの音楽をもっと聞ける。
続きはいつでも考えられる。
さて、曲を聴こう。

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