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ものすごくイヤな出来事は、実はあなたの重い腰を動かす着火剤。
こんばんは、煩悩寺(ぼんのうじ)のKYOKOです。
新しいことを始めるときって、最初「面倒くさい」と感じるもの。
そのめんどくささを乗り越えたら、大きな転機につながることだったり、人生いい方に転がりだしたり。
自己啓発本で読んだこともあるから、そんなのわかってる。
でも、たとえポジティブな気持ちで取り組もうとしても、めんどくさく感じる思考は、あなたの「やる気」と「行動力」を阻む。
まるで、床に腰が張り付いたかのように、動かないのです。
どんなにいい本を読んだとしても、高い自己啓発セミナーに通ったとしても。
動くのは自分なのです。
でも、そんな頑なな自分の、「重い腰」を無理やり動かすものがあります。
それは、「ものすごくイヤな出来事」です。
起きた時は、「なんで、私にこんなこと起きるの?悪いことなんてしてないし、マジメに生きてるのに。」不満と悲しみが爆発しそうになります。
イヤな出来事が起きたら、理不尽な思いに駆られたり、落ち込んだり、鬱屈とした日々を過ごすかもしれません。
でも、その「負の力」は、自分の生活や考え方を大きく変えざるを得なくなったり、今まで取り掛かるのが怖かったものをやらなきゃいけなくなったりと、結果自分を動かしてくれることがあります。
私も最初の結婚は、まさか離婚することになろうとは思っていませんでした。
周りは反対しました。
「贅沢よ」とも言いました。(周りからしたらそこまでの欠点に見えなかったのでしょう)
でも離婚したからこそ、今はその時は想像してなかった人生を歩んでいます。
違う県に住み、再婚をし、カフェを開業したことで映画好きの仲間が出来て、カフェを辞めたあとは、一度してみたかった職業にも就けました。
おととし、大好きだった映画の集まりの人に、すごくイヤなことをされ、好きな会だけにかなり落ち込んだ。
とにかくガッカリが長引いた。
でもその長引いた落ち込みの間に、毎月スペースを借りて映画の集まりを開催してるのをちょうど10年だし、いったんやめてみては?
・・・という直感が降りてきた。
そこで、毎月スペースを借りることをやめ、カフェで集まるようにした。
その時は悲しみのあまり、会をいったん辞めることで気持ちに折り合いをつけたのだ。
カフェでその会を開催するので、もう出欠を取らないから、自然消滅になる可能性もあるからだ。
でも結果は、毎月毎月、以前と同じように人数は集まっている。
そして、私の毎月の作業は格段にラクになった。
スペースの持ち主との鍵のやりとり、スペースの借りるためのお金の集金、準備、後片付け、掃除もなくなり、出欠を募るという作業がなくなったので、ラクになった。
ぼんやりと、ちょうど10年になる年の初めに、「これからもずっとこんな風に続けて行けるのかな」「鍵のやり取りが面倒」と頭の片隅にチラッと思ったことがあった。
そのことを考えると、今は特に前準備も後片付けや掃除もしなくていいのでラクになり、これから何年も続けて行けそうな、やりやすいシステムになったのは実にありがたいことかもしれないと思うようになった。
こういう出来事を思い出すと、頭にチラつきながらも実行しなかった自分の重い腰を上げさせたのは、他ならぬ「ものすごくイヤな出来事」だ。
あなたに重い腰を上げさせるために、友達に悪魔が憑依して、あなたの気分を害させているのだと考えたら、たとえこれから傷つけられることがあったとしてもいい方に考えることができる。
その「負の力」こそが、ガラッと自分を変えさせてくれる「チャンス」なのだ。
あなたも過去のイヤな出来事を思い出して、自分が「動く(変わる)」原動力となったのか照らし合わせてみよう。