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「想像力」はファストコンテンツでは育たない。「想像力の欠如」が安易に闇バイトに加担する若者を増やす。

こんばんは、煩悩寺(ぼんのうじ)のKYOKOです。

今は楽しいことがありすぎて、とにかく色んなことをやりたくて時間がない人が多い。

映画やドラマが何か流行ったら、まったくそのことを知らないのもイヤだが、それに時間をかけるのもイヤ。

そんな人が、ファストコンテンツを使って、何かを知ろうとしてるんだろうね。

ファストコンテンツでは、その時の友達間の話題にはついていくことが出来ても、本当にそのこと(本やドラマ、ニュースや映画)が自分の中にインプットとして身に付いたとは言いがたい。

あらすじは知っていても、きちんと体験していないから、心や頭を動かして味わえてはいないのだ。

ちゃんと時間をかけて、そのことに向き合ったからこそ、涙も出るし、感動や、自分の心に「体験」や「知識」として落とし込まれ、それが自分の中にすでにあった色んなものと融合して、「想像力」となり育まれていく。

今は、ちょっと前だったら考えられないような犯罪に手を染める日本の若い人が多い。

「闇バイト」の内容を知った時はビックリした。

白昼堂々と銀座の宝石店を襲うなんて、逮捕されに行くようなものじゃないか。

まず、犯罪をする時に、「人目に付いてはいけない」「目撃者は少ない方がよい」というのは想像つきそうなもんなのに。

ちょっと考えただけで、白昼にしかも「銀座」で強盗するなんてしないだろう。
そんな想像力もないのかとビックリした。

しかも犯罪に使った車は「レンタカー」。

きちんと免許証を出して借りている。
「犯人は僕です」と言ってるようなものじゃないか。

こういう時、映画などを観ていたら、「レンタカーはアシが付くから盗難車」という想像がつくが、そんなことも思いつかないほど日本の若い人には想像力がないのかとビックリしてしまう。(別に犯罪のやり方を教えているわけじゃないよ笑)

想像力があったら、そんなすぐ捕まるような案件は最初から加担しない。

もし闇バイトに応募して、「免許証」を仮に見せてしまったとしても、その時点で「後でこの個人情報を脅しの材料に使われる」という想像をしていたら、そのまま警察に出頭することもできる。
(まあ、免許証を見せてと言われる時点で怪しいと思わなきゃいかんけど)

その時点だと「応募した」だけだから、そこまでの罪には問われないが、「強盗」しかも「殺人」までしたら、犯罪の中でも一番トップクラスの犯罪になるし、もうかなりのおじさんになるまで刑務所から出られない。

それさえも想像できないことに愕然とする。

縛ったなら金だけ奪えばいいものを、何も抵抗しないおばあさんを殺す。
しかもレンタカーで・・・。

いくら免許証を見せて脅されたからと言っても殺しまでしたら、「強盗殺人」で無期懲役、30年以上くらう可能性があるのに。

バイト先の冷蔵庫に入って動画を撮り、顔をそのままさらして、動画をアップする若者もそう。

それが「決定的な証拠」になると考えていない。

こんな犯罪のやり方をするのは、日本人の若者だけかもしれないよね。

もっと治安の悪い国の若者だったら、もっと頭が働きそうだから。

小さい頃から「暴力シーン」は見せられず、危ないものは極力触れさせれないように庇護されて育った結果がこうだとしたら悲しい。

映画を観て、完全犯罪が出来るようになりなさい、って言ってるわけじゃない。

まさか、そんな重罪になるとは思わなかった・・・って驚いた時には遅かった・・てことだろうから、友達の話題にすべてノレなくてもマルチタスクじゃなくてもいいから、「読書」や「映画」「ドラマ」をきちんと味わって「想像力」を育てましょう。

それが自分を守り、豊かにする道です。










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