子供を叱る時「お店の人から怒られるよ」と言わない。脅すのではなく、なぜダメなのか、自分の言葉で𠮟ろう。
こんばんは、煩悩寺(ぼんのうじ)のKYOKOです。
お店で子供が走り回って言うこと聞かなかった時、どんな言葉を子供にかけますか?
「お店の人から怒られるよ」
こう言っていませんか?
お店の人は、日本ではほとんどの場合、お客様を怒りません。
ただ、耐えているだけです。
「お店の人から怒られる」と子供を脅していませんか?
でもそれでは、お店の人がいないところでは、走り回っていいと思ってしまいます。
親であるあなたが、あなたの言葉で叱らないといけないのです。
そうしないと、バスや電車では「運転手の人から怒られるよ」
と毎回「悪役」を配置しなければなりません。
「ここは、みんなが静かにして本を読んでいるところだから、邪魔しないようにしようね」
「バスの運転手さんが運転しにくいから、もう少し小さな声で話そうか?」
など、小さな子でもわかりやすい理由を添えて言ってあげる。
カフェなどのお店で退屈しそうなら、お絵かきセットなど静かに楽しめるものを持っていくと良いでしょう。
それを何回も繰り返すと、公共の場所で走り回ってはいけないんだな、大きな声で騒ぎ立ててはいけないんだなと子供も分かってきます。
昔、同じくらいの子供を持つ者で集まることがあり、「子供もいるしお座敷のあるお店(個室)がいいんじゃない?」と提案する人がいて、お座敷のあるお店でのランチになりました。
その人がそう言ったのは、「お座敷だったら子供が走り回っても気にしないでいいから」という理由。
毎回お座敷なら、子供をほったらかしにしてきたのか、その人の子供は走り回り、料理を運んでくるお店の人にもぶつかろうとしたり、しまいには廊下まで出て行っていました。
今は付き合いはありませんが、友達の子だったので、注意もしにくく、その
ランチはものすごくストレスを感じました。
「お座敷のある場所だったら走り回っても怒られない」体験をしてきたので、子供たちは自由に走り回っていたのでしょう。
ご飯を外で食べる時は、走り回ってはいけないということを教えていかないと、友達にさえストレスを与えてしまいます。
子供はちゃんとわかりやすい言葉で「なぜ騒いではいけないのか」
「なぜ走り回ってはいけないのか」ということを、繰り返し教えていけば、きっとわかってくれます。
「小さいから仕方ない」じゃなく、小さい時から繰り返し言うこと、お店は静かにする場所で、騒いだり走り回ったりするのなら、もうこれから連れて行くことができなくなることを感情的にならずに、教えてあげましょう。
お座敷で野放しにしておくのは、確かに自分はラクかもしれません、
でも自分たちだけがお客様ではないし、走り回ったりするとケガしたりお店のモノを壊したり、スタッフの人がケガする可能性もあります。
野放しにしてランチを楽しむためにも、お店では走り回らず静かに過ごすことを教えていきましょう。
そして子供たちが退屈しないような準備もしていくと、子供にとってもママにとっても周りにとっても、素敵な時間となるはずです。
お店や周りの人を悪役にしない。自分が悪役になろう。