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「正直さ」は使う場所を間違うと、嫌われる。

こんばんは、煩悩寺(ぼんのうじ)のKYOKOです。

昔話でも童話でも、「正直者が救われる」「正直者が最後は幸せになる」と書いてある話が多い。

確かに、「ウソばかりつく人」には、そもそも信頼を置くことは難しいし、ウソをつく人は嫌われる確率も高い。

でも、信頼関係を転覆しかねるようなオオウソは、人としていかんと思うけど、小さなウソなら誰だってつくと思う。

「私はそんな小さなウソをつくのだってイヤだ」という人もいるかもしれない。

でも、コミュニケーションの側面からいうと、なんでも「正直」なのがいいともいえない。

20代の頃、私は仕事帰りに友達と食事に行く約束をしていて、あんまり楽しみだったので、つい、ちょっと上の先輩に

「先輩、今日、友達と〇〇っていうお店に行くんですよーー♪」と話したら

その先輩が、顔をゆがめて
「〇〇!? あそこ、超マズいよ。やめた方がいいんじゃない」

「・・・・・そ、そうなんですか・・・」

私のテンションが根こそぎ奪われたのは言うまでもありません笑。

これから行こうとしてるお店の、バカ正直なマイナスな感想なんて誰が求めているでしょうか。

本人が「このあたりでいいお店って知ってます?〇〇って評判どうですか?」と聞いたら言う、くらいでいいのです。

本当にまずかったら本人がその場で体感して笑い話にするかもしれないし、あなたが言うほどまずいとは思わないかもしれません。

美味しさよりも、友だちと話すことに重きを置いてるかもしれないし。

コミュニケーションで大事なのは、それを言われた「相手の気持ちを考える」ことです。

彼氏から、誕生日のお祝いに花束をもらった。
自分としては枯れてしまう花より、物がよかった・・・と思うタイプ。
(私KYOKOはお花をもらうの大好き♪)

そこで彼氏に正直に言ってしまう人。

「枯れちゃうのに、もったいない」

あなたを喜ばせたい気持ちと、照れながらも花屋に入ってくれたその行為を考えたら、そんな言葉は出てこないはず。

恋愛が終わっても仕方がない。

正直になんでも言うことが、いいこととは限らないのです。

あなたのために花屋に入れる人です。
あなたが嬉しそうにしてくれたら、これから先、プレゼントはきっと花だけにとどまらないでしょう。

相手がしてくれたことに感謝するより先に、相手が傷つく本音を言ってしまうと、いい関係は築けません。

自分には正直に、他の人には「正直な気持ち」を言うのは、時と場合を考えましょう。

裏がありすぎる人も怖いですが、あなたの正直さを信頼してもらう前に嫌われるのはもったいないことです。

「一言多い人」になってしまうのは損ですよ。









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