片耳難聴になった話 13「補聴器」
発症してからすでに3年が経つ。右耳も発症することも無くもないので
1年半前くらいから手話の勉強を始めた。
今も神のいる耳鼻科へは通院を続けている。最近は電車で片道1時間10分のところ、車で40分で行けることがわかり、車の方が多い。しかも都心でコインパがべらぼうに高い地域なのに患者専用の駐車場2台分あるのだ。
定期的な聴力検査と耳鳴の検査で著しく悪化をしていないことを随時確認している。脳がぎゅんぎゅんする感じや聴覚過敏などの聴覚のわずらわしさは日常生活へかなりの悪影響を及ぼしている。これって同じ片耳難聴でも症状はいろいろで、経験している人しかわからないかもしれない・・・。
(神=医師)・難聴は治らなくてもそのわずらわしさは非常にストレスで苦痛であるでしょう。睡眠不足は余計に症状を悪化させたりもします。心療内科の治療はとても大切で続けましょう。
・運動は緊張をほぐし血流をよくするためにも重要です。続けましょう。
・手話の勉強、ほかにのことに興味をもつ、他の人達と交流を持つことはとても良いことです。
・耳鳴りの治療としてマスカー治療,TRT治療があります。やってみませんか?
ということで
まずはマスカ―治療を試してみた。結果は全く効果はなかった・・・。
次に行ったTRT 療法。補聴器機能と機械的に音を出して耳鳴りに音をかぶせて、脳を順応させていくという方法。
前医では「聴覚過敏がある人には適さない」と言われてきた治療法だ。
神は「やってみなきゃわからない。試すのはタダだから・・・」と。
補聴器の会社の人と綿密に打ち合わせをしてくれて
過敏の状況にも微妙に調節をしてお試しが始まった。
自分でも驚きなのだが、耳鳴りは爆音で本当につらいのに、人工の音が聞こえることで安心感が得られた。
既に80㏈越えなので、正常の耳の方できいたらその人工音は爆音でしかないのだが左は音が聞こえることに安心できて、さらに1か月後は補聴器機能をメイン(聞こえないけど、脳が順応する)にして、使い分けなどを行いながら、ちゃんと2か月継続して装着ができたのだ。
神も一緒に喜んでくれる。「これはここへ通うようになっていつも説明を受けて安心してきたこと、自分の努力もあるけれど補聴器の効果もあるんですよ。昔とは補聴器の考え方が違うんです。。」
ということで自分の補聴器をつくり、今年の1月から装着している。
2年間は何度でも作り直しができるので、最近は、ピンクラメにしてみた。
補聴器をするようになって少し良かったことは、まわりから耳が悪いってことがわかりやすいことかな(髪の毛で見えないことが多いが)。
あと、手話勉強で知り合ったろうの方々とも話しやすくなったことかな。
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