【4.19-4.21】東京レインボープライド2024
4月19日〜4月21日は代々木公園で東京レインボープライドが開催されますよ!! レインボープライドとは、性的少数者とされているLGBTQ+の方たちの権利について考える祭典。東京レインボープライドでは、パレード行進や企業ブース、ステージなどを通して、多様性を認め合い、より自分らしく生きることのできる社会の実現を目指します。
「LGBTQ+の人」って特別?
LBGTQ+という言葉を聞いて、どんなイメージを持ちますか?
特殊な人、ちょっと変わった人など…『自分たちとはどこか違う存在』と考えてしまう方もいるかもしれません。
東京レインボープライドでは、多くの企業ブースが出店しています。その会社で働いているLGBTQ+の方、一緒に働いているAllyの方がブース出店しているのですが、どの方も「普通の人」です。
見た目だけでセクシャルマイノリティだとわかる人はほとんどいないでしょう。もちろん、お祭りなのであえて普段とは違ったコスチュームを着ている方やフェイスペイントなんかをしている方はいます。でもその人たちも会社で働いているときは「会社員」。
東京レインボープライドでは、そんな当たり前のことに気づかせてくれる瞬間がいくつもあります。
じゃあ、なんで権利を主張する必要があるの・・・?
好きな人・なりたい自分だけで差別が起こる
「好きな人が同性だった」「なりたい自分の方向性が身体の性別と違う」「性別に囚われて生きたくない」…それだけなのに不用意に噂話をされたり、いじめや嫌がらせの対象になってしまいます。
異性愛者であれば「普通に」聞かれないような、センシティブなことを突然聞かれたり、プライバシーに土足で踏み入られることがあります。
性的少数者だから…でも勝手に「少数者」にカウントしているのは社会の問題。
「そういう人もいるよ」が広まることで、「そういうこともあるよね」にしていきたいですね。
不便すぎる社会に目を向ける
「好きな人が同性だった」「なりたい自分と性別が違ってた」というだけで学校生活や職場、就職、住まい探し、婚姻、パートナーとの死別のときに困ることがたくさんあります。
・この制服を着たくないのに
・本当はパートナーのことを話したいのに
・パートナーと一緒に住みたいのに
・パートナーと結婚をしたいのに
・入院や手術のとき寄り添ってあげたいのに
でも、みんなで声をあげれば、ちょっとずつ変えることができます。
・好きな制服を着られるようにしたらいい
・他人のパートナーの性別や趣味趣向にいちいち驚かなくていい
・好きな人と一緒に住めるようにすればいい
・法律の解釈をほんの少し変えればいい
自分たちの国なんだから、自分たちで作ってる社会なんだから、一緒に大声をあげれば、どうにかなりそうですよね。
そんなことを楽しみながら体感するために
一緒に代々木公園に行きましょう(笑)
LGBTQ+や、その方たちが困っていることなどについてざっくりと書いてきましたが、「まずふらっと寄ってみてほしい」に尽きます。
好きな相手が異性だろうが同性だろうが、元の性別と異なった性別になりたいと思っていようが、重要なのは「どんな人なのか」の部分なんです。
でも性的少数者の話になると、なぜか「どんな人なのか」の部分に性的指向が覆い被さってしまいます。
企業ブースにいる参加者は、普段から働いている「普通の会社員」です。でもパレード行進でプラカードを掲げている人たちが訴える内容を読むと、「社会がこうさせてる」ということを思い知ります。
ブースで親切に対応してれた方が、そんなことに困っている
そう考えられたら、もっと見方が変わると思っています。