畝について
「出麹」づくり
この模様を見た時に
畑の畝(うね)と同じ構造だな
と思いましたので
原理を知っていると
何かと応用が効くと思いましたので
私の知りうる限りで畝を作る意味を
説明してみます
畑は一般的に画像のように
土を耕し山の列と谷の列を作ります
耕す目的は空気を含ませることで
菌も繁殖しやすく
微生物が活動しやすいです
更に、石を除く事で
根菜類は下に真っ直ぐ
形良く成長しやすい
ということです
山と谷を作る目的は
畑を歩き易く収穫しやすい
野菜の品種によっては
喧嘩をして実がならないので
品種分けで植えるなどです
また、谷を深めに作った場合
土質が硬くなるので
雑草が生えにくくなります
最後の目的は空気の通り道です
植物は空気の通り道がある方が
害虫がつき辛く
作物が成長しやすくなります
土にもコンスタントな溝がある事は
空気がとおり適度に水分が抜け
根っこの下でビシャビシャした
水が溜まらず根腐れしにくい環境
となるので微生物が活動しやすくなり
健康的な作物が育ちます
土質の堅しまりも予防してくれます
麹を作ったことがないので
わかりませんが
この画像を見る限り
畑作りと同じ作業を
しませんか?
多分、手で一度米を混ぜながら
手の常在菌を付着させ
その後、麹菌を振りかけて
それが禿げないよう
菜箸か何かで全体をまぜて
空気を含ませた状態で
真っ平らに広げてから
コンスタントな高低差をつける
山の下に溜まった水分が谷に流れて
さっと水分が逃げることで
米の中で溜まった水分が傷むのを
防ぎつつ逃げた水分の空洞で
菌が繁殖し
米全体が膨らんでくる
という仕組みなのかな
と思いました
もし、糖度を増すために
膨らみが欲しいのであれば
たまに清潔な乾いた菜箸で
山に崩れない間隔と深さで
穴を開けると
いいのかなと思いました
この件はプロに聞いてみたいですね
子供のとき
何でも食べられない体質で
母が、味噌や甘酒を作るため
近所の味噌屋さんで買ってくる麹が
凄くふわっと柔らかく
甘くて美味しかったです
割とおやつにしていました
そこの味噌屋さんの麹で造る
甘酒とお味噌は甘めに仕上がり
とても美味しかったです
こちらのお味噌屋さんは
高齢でお店終いされました
とても懐かしい思い出を
思い出せました
このふわっと柔らかく甘い麹
他のお味噌屋さんでは
まだ出会えていません
美味しい麹作りの参考になりますか?
成らなければ
こういったコンスタントな間隔の畝
溝を造る事は陶芸製作でも応用できます
こちらは菌が云々ではなく
偏りなく溝切りが出来ると
作品の仕上がりにもムラがなく
精度があがります(笑)
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