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沖縄里帰り16日前

事実情報としての「里」、生き方としての「里」

タイトルで「里」と勝手に呼んでるけど、僕の故郷は大阪です。
育ちも大阪。  正真正銘の大阪人。けれども、生まれてこのかた数十年 大阪という場所には慣れないままだ。
合わない というのとはまた少し違う何かが、自分自身のメンタルと大阪の風土の間に噛んでいる。
無理さえすれば廻らない訳ではない小石が、ずっと自分の生活と大阪という歯車の中に噛んでしまっている。
日々過ごす中で、石が巡り来る度にギチギチと音を立てて動きが鈍る歯車を、自分が能動的にそのサイクルに合わせて少し腰を浮かせれば良いだけ。
ずっとそうやって、普段はやり過ごすように またある時は憤りつつ折り合ってきたつもり。
それでもやはり蓄積というものはあって、溜まりに溜まった膿を吐き出すかのように他の土地に逃げてはまた大阪へ  というのを繰り返してきた。
若い頃は そういうある種「賭け」に近いような、無鉄砲な決断が簡単にできるものである。  無知故の推進力。
時には新潟へ、またある時は埼玉へ  そういえば初めての一人暮らしは神奈川の厚木だった。

自分の身の上話に話が逸れてる事に気づいたので、一旦軌道修正。
とにかく、自分にとってはじめて「落ち着ける場所だな」と心から思えたのが沖縄。
小さな頃からよく亡き母に連れられて行っていたので、慣れもある。
でも、何度行っても何度行っても「また行こう」と思える場所だからすごい。
そして行く度に、帰りたくないという思いが離陸を待つ那覇空港の待合所にこびりつく。
だから僕は勝手に沖縄を「我が故郷」という場所にしている。

そういう人は多いと思う。
青い空に金色の太陽、海は青やエメラルドグリーン、コバルトブルーなど場所や季節によって様々な色を見せてくれる。
至る所で白い砂が視界を明るくし、垢抜けた沖縄民謡が何処からか聴こえてくる。
不思議で興味をそそる独自文化の数々。石敢當やシーサーにウチカビ、チャンプルーを始めとした食文化、
聞き慣れないのに何処か馴染みを覚えるうちなー方言。
こんな場所、わざわざ来て嫌いだと言う人がいる訳ないのだ。
ダメだ。 書き記しながらまたワクワクが止まらなくなってきた。
16日後に僕はまた沖縄へ飛びます。 今回の旅は過去最長の12日間。
2月は8泊9日で来た沖縄。
この時も「こんなに長期間の旅行二度とないだろうな…」と、少し得意気になってました。

自分にとっての「沖縄」

母が亡くなってからの沖縄という場所の認識は少し変わったように思う。  
色々なことがあり、色々なことを経た結果 沖縄=お墓参り に近いものになった。
と同時に、自分にとっても未来の自分に対するお墓参りというような気分でいる。  この心境はまた別の機会に記しておきたいと思います。 自分の心の整理のためにも。
神聖なる地沖縄、親愛なる地沖縄、敬愛なる地沖縄… どう表現していいか迷うくらいに崇拝せざるを得ない地沖縄。
今回の旅で、一体何をするか 何を得たいか どんな体験を通じて自分の人生にどんな影響をもたらすか。
一分一秒も無駄にできないと思う反面、僕が望む沖縄での過ごし方は「時間を忘れる」事。
そうなれた時こそが、本当に沖縄と自分の距離がなくなった時なのかな  と思っています。
土地を歩く際、道端に咲くアダンの花やシロツメセンダングサ 砂浜の手前で白砂と蒼海のコントラストを中和するかの様に育つモンパの木、空まで真っ直ぐ伸びるフクギやトックリキワタが咲かせる色鮮やかな花々、「琉球銀行」の青く重々しいフォントや所々欠けた箇所がある事で悠久の時を表現したようなシーサー、角々しく白い建造物 その隅に存在感ありありに構えられた石敢當。そういったものを探しては見つけ、心躍らせる沖縄時間。  沖縄の代名詞である海や有名観光地を見るより感動している瞬間が多々あります。
毎回、「この景色を日常とする住民が羨ましくて仕方ない」が口癖になるほどです。
と、前置きが長くなりすぎた。

旅程表素案

今回の旅での計画表を毎日考えているのですが、どうにもまとまりきらず困ってます。 嬉しい悲鳴ってやつですね。
毎日変わる計画に、時折「旅の軸」がブレそうになっている瞬間があるので、どうせならしっかり変遷を記録しておこう と久しぶりにnoteを開きました次第です。
ちなみに旅程はこんな感じ。

9/13 - 9/24

9/13(水) 朝 那覇空港着
                    てだこ浦西へ移動しレンタカー手続き
                昼  コザ移動 銀天街壁画撮影
                夕  那覇へ戻り散策と馴染みのお店ハシゴ
                夜  那覇にて宿泊
9/14(木) 朝  久高島へ
                夕  浜比嘉島
9/15(金) 朝  勝連城跡
                昼  津堅島へ
9/16(土) 辺戸岬
                赤墓ビーチ
9/17(日) 朝  FC琉球U18 中城
                夕  FC琉球  比屋根
9/18(月) 朝  ギーザバンタ
                昼  平和記念公園
                     奥武島
9/19(火) 朝  沖縄海洋博公園
                昼  備瀬
9/20(水) 朝  瀬長島
                夕  てだこ浦西レンタカー返却
9/21(木) 那覇市内散策
                首里散策  浦添ようどれ  
9/22(金) 那覇市内散策  未定
9/23(土) 北谷 ライブハウスモッズへ
9/24(日) 朝 那覇空港→関空

まだまだ行きたい場所が組み込みきれてないのですが、素案はこんな感じです。

久高島及び浜比嘉島のアマンジ墓、平和記念公園は沖縄・琉球の礎となる場所なので、できるだけ最初の方に挨拶に回りたいところなんですが位置的になかなか簡単ではなく、頭を悩ませてます。

あと2週間

天候次第でどれだけ遂行出来るかもまだまだ不透明です。 ましてや9月の沖縄。  そう簡単にいくとは思ってません。

あとは自分がどれだけ沖縄に対して「もってる」   か。
沖縄がどれだけ自分を"歓迎"してくれているか。  

旅行者が、旅行者として「晴れてくれ」と願うのは当然のこと。
その裏で、そこを日常とする人が、文字通り日常として受け入れる「雨の日」  
それを感情の起伏なく体験する事も地元人ぽく振る舞えるイベントとして嬉しくなってしまう自分には 「もってない」も"歓迎されてない"も何もないんですけどね。

まだまだ模索の余地あり な予定表作成ですが あと16日(書いてる間に日付が変わったので15日)、
色々と思案を巡らせ来たる日を待ちに待ちたいと思います!

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