音響雑記#004 多極管の球転がし(KT88, EL34, 6L6GC, KT66他)
OCTAVE V70SEは、BIAS調整により真空管を入れ替えて聴き比べる所謂球転がしを楽しむ事ができる製品です。
そこで真空管アンプをお使いの方にとってパワー管選びの参考になればと思い、PIEGA Coax711と組み合わせて主にクラシックを聴く場合という前提ではありますが、各真空管の感想をまとめてみようと思います。
(なお、入手の容易性と品質の安定性から、いずれもヴィンテージ管ではなく現行管です。)
6550WE(SOVTEK)
KT88(Genalex Gold Lion)
6L6GC STR(TUNG-SOL)
KT90EH(Electro-Harmonix)
EL34(Mullard)
KT66(Genalex Gold Lion)
KT66R(Golden Dragon)
結果として、全7種の現行管を大人買いして聴き比べてみましたが、最終的に我が家においてはCoaxのリボンの繊細さとのマッチが絶妙なGold Lion KT66が常用管になりました。
球転がし可能なアンプをお使いの方は、色々と差し替えて楽しまれてはいかがでしょう。
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